自民:「1院制創設議連」発足 党本部で初会合

毎日新聞 2008年5月16日 20時13分

 自民党の有志議員による「衆参両院を統合し、1院制の新国民議会を創設する議員連盟」が16日発足し、党本部で初会合を開いた。両院の統合による審議のスピードアップを掲げており、今秋にも考え方をまとめることを確認した。ただ、実現には憲法改正が不可欠。民主党が主導権を握る参院の存在を揺さぶる狙いとみられ、参院自民党からも警戒する声が上がっている。

 初会合には、議連の代表世話人に就いた衛藤征士郎元防衛庁長官ら衆院議員43人が出席、参院からは谷川秀善世耕弘成両氏ら5人にとどまった。顧問に森喜朗、小泉純一郎両元首相、安倍晋三前首相が就いたが、3人とも初会合には欠席した。

 衛藤氏はあいさつで、与党が次期衆院選で法案の再可決が可能となる3分の2以上の勢力を失うのは確実だと危機感を示し「2院制のあり方を検証する必要がある」と強調。衆院議員を中心に、参院に対し「『良識の府』ではなく、政局の道具になっている」などの不満が続出した。

 ただ、議連の初会合に出席した山本一太参院議員は「議連は参院廃止ではなく、両院を統合して新しい院を作るのが目的だ。誤解しないでほしい」と強調。自民党の山崎正昭参院幹事長は同日の記者会見で、「2院制は国民の負託に応えている」と議連を強くけん制した。

 一方、民主党の鳩山由紀夫幹事長は「自民党は自分の考えが通らないからといって制度を変えるのは、ご都合主義だ」と議連の動きを批判した。【山田夢留】
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by deracine69 | 2008-05-16 20:13 | 政治  

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