胡政権の大宣伝の片棒担がされた日本隊

5月22日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 中国四川省の大地震は発生から1週間。15日夜に中国入りした日本の緊急援助隊。被災地では感謝の声が寄せられているというが、なかなか本来の力が発揮できていない。案内されるのは、すでに人民解放軍が捜索を終えた場所ばかりで、「ある隊員は、これじゃまるで軍の残務処理だと言っていた」(現地を取材する記者)というほどだ。19日には撤退を含めて中国側と協議に入った。いったいなぜこんなことになったのか。国際政治評論家の浜田和幸氏はこう言う。

「胡錦濤主席は指導力のアピールに懸命です。自ら被災地入りし、初めて海外から人的支援も受け入れた。これで国民向けには全力投球、対外的には国際協調の姿勢を示したのです。政権にとって大事なのは、海外から救助隊を受け入れたという事実。もともと効果は二の次だったのです」

 これでは日本隊がたらい回しにされるのもムリはない。むしろ、下手に活躍されては困るようだ。中国事情に詳しいジャーナリストの富坂聰氏が言う。

「人民解放軍がメンツをつぶされるからです。被災地は大混乱しているというのに、最新機器を持つ“地震大国の救助のプロ”が大活躍したのでは、軍幹部の責任問題にも発展しかねません」

 そこに「外ヅラ」を気にする中国外務省と「国内の恥や負の部分」を海外にさらしたくない中国民政省との対立も加わり、日本隊はどんどん活動の場を失っていった。

 1976年に中国では、毛沢東が亡くなる40日ほど前に唐山地震が起こった。そのため「国民の怒りが天に通じ、権力が失墜する前ぶれとして天変地異が起こる」といわれている。

 胡錦濤政権が政治的思惑ばかりに執心すると、迷信が現実になるかも知れない。
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by deracine69 | 2008-05-22 10:00 | 政治  

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