果菜・野菜の原種が絶滅の危機
05/23 バンコク週報タイ国産の果物や野菜の原種が、乱獲により絶滅の危機に瀕していると、農学専門家らが警告している。
南部では短毛のランブータンやマンゴスチンの原種がほとんどみられなくなり、北部や東北部でも、伝統野菜などが姿を消し始めているという。
農業省農業局では、「売れるものだけを栽培する農業が増えたため」とその理由を説明。また、希少原種を絶やさないために、全国20か所に「グリーンフィールドバンク」を設置し、保護に努めている。
最も大きいグリーンフィールドバンクがある南部チュンポン県では主に薬草が、そして、北部チェンライ県ではライチやロンガンの原種が栽培されている。
同局では、絶滅の危機にある品種、または、既に絶滅した品種のなかには薬効成分を含むものもあることから、今後も原種保存活動を続けていくとしている。
by deracine69 | 2008-05-23 23:59 | アジア・大洋州