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「船場吉兆」贈答用ほぼ全品偽装…農水省に改善報告書

2007年12月10日13時45分 読売新聞

改善報告書提出後の会見で、頭を下げて謝罪する船場吉兆の湯木佐知子取締役(左)ら 高級料亭「船場吉兆」(大阪市中央区)の食品偽装表示問題で、同社は10日午前、偽装が同社の扱う約45商品に及ぶことを明記した改善報告書を農林水産省近畿農政局(京都市)に提出した。

 本店での賞味・消費期限の不適正表示は約10年前から常態化していた。湯木正徳社長(74)や長男、喜久郎取締役(45)ら役員は、偽装を認識しながら放置していたとし、期限切れ菓子の販売が発覚した福岡市の百貨店内店舗を担当していた二男の尚治取締役(38)を加えた3人の辞任を明らかにした。

 偽装はほぼすべての贈答用商品に及んでおり、佐賀産や鹿児島産を「但馬産」などと偽った牛肉、ブロイラーを地鶏と表記した鶏肉など、これまでに判明していた21品目と、報告書で新たに盛り込まれた期限偽装の明太子や穴子など24品目。

 賞味期限ラベルの内容を決定していたのは喜久郎取締役で、商品の製造時ではなく、梱包(こんぽう)時を起算としており、報告書では「喜久郎取締役の責任」と明示した。

 同社は、菓子類については今後、販売を取りやめ、残る商品についても、当面は販売を休止する。

by deracine69 | 2007-12-10 13:45 | 社会  

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