国交省公園汚職、初公判で元キャリアが収賄認める

2008年6月3日 読売新聞

 ◆「汚い金、すべて捨てた」

 国営飛鳥歴史公園事務所(奈良県明日香村)発注工事を巡る汚職事件で、加重収賄罪などに問われた国土交通省の元キャリア技官・高松正彦(43)(懲戒免職)、贈賄罪などに問われた建設会社「槙峯建設」元社長の槙峯和也(67)(同県橿原市)両被告の初公判が3日、大阪地裁(長井秀典裁判長)であり、両被告は起訴事実を認めた。検察側は計100万円のわいろについて高松被告が「汚い金を使うことはできず、すべて捨てた」と供述していたことを明らかにした。

 同省キャリア技官の上島晃嗣被告(53)(収賄罪などで起訴)も初公判の予定だったが、入院中で出廷せず、7月31日に延期された。

 検察側は冒頭陳述で、高松被告は同事務所長だった2004年12月、工事の予定価格を教えるよう槙峯被告に頼まれたが拒否したと指摘。槙峯被告が上島被告に「所長はガードが堅い」と働きかけを依頼し、上島被告に「槙峯は有力者と付き合いがある」と言われた高松被告は工事2件で予定価格を漏らし、各50万円を受け取った、と主張した。

 被告人質問で、高松被告は「OBを含めれば、先輩から業者を紹介されることはよくある」とし、「(価格漏えいが)犯罪とはわかっていたが、上島被告は当時、キャリア人事の一部を決める立場にあり、断れなかった」と釈明。「自分の保身を考えたのが最大の間違いだった」と述べた。

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by deracine69 | 2008-06-03 16:00 | 行政・公務員  

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