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高槻市議がマンション開発の不正見逃すよう市に働きかけ

2008年06月03日 朝日新聞

 建築基準法に違反しているマンション開発を見逃すよう市側に働きかけた見返りに、建築主から現金数十万円を受け取ったとして、大阪府警は3日、大阪府高槻市議の段野啓三容疑者(66)=同市野田2丁目=をあっせん収賄容疑で逮捕した。建築主の土木建築会社「リケン」社長、長谷川宜徳(やす・のり)容疑者(63)=同市野見町=も贈賄容疑で逮捕した。段野市議は否認、長谷川社長は容疑を認めているという。

 捜査2課の調べでは、段野市議は05年9月、長谷川社長の依頼を受け、同市の幹部職員らに対し、市内の7階建てマンションの開発が建築基準法上の容積率の規制値などを超えていることを見逃すよう圧力をかけ、謝礼として現金数十万円を受け取った疑いが持たれている。

 市開発指導室などによると、リケンは05年6月、平屋建ての同社事務所がある敷地(約450平方メートル)に、事務所を壊してマンションを新築する建築確認を申請していた。しかし同年8月ごろの完成後も事務所は使用され、マンションと事務所を合わせた建ぺい率は規制値を4%超え、容積率は6%超えた。

 同室は同年8月に3回、事務所を撤去するなどして違法状態を是正するよう同社を指導した。一方、段野市議は9月2日、市議会の議員応接室に当時の同室長と担当課長を呼びつけ、「どんな内容の違反なんだ」と問いただしたという。その後も違法状態のまま放置され、市は是正されたかどうかの確認をしていなかったという。

 当時の担当課長だった根来竹雄・同室長は「市議からは説明を求められただけで、圧力をかけられたという認識はない。違法状態が続いていることとの直接の関係はない」と話している。

by deracine69 | 2008-06-03 23:59 | 政治  

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