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中国・貴州で数万人暴動、女子中学生強姦殺人の捜査に不満

6月30日2時45分配信 読売新聞

 【香港=吉田健一】29日付の香港紙・明報によると、中国貴州省甕安(おうあん)県で28日、女子中学生(15)が殺された強姦(ごうかん)殺人事件の捜査に不満を持った住民数万人が警察本部などを占拠、建物や警察車両に放火するなどの騒ぎとなった。

 警官隊の発砲により1人が死亡したとの情報がある。新華社電は29日、事態は終息したと伝えたが、消息筋によると、暴動は同日もまだ続いているという。

 同紙などによると、公安当局が事件の容疑者として逮捕した男2人を翌日に釈放したことが事件の発端となった。被害者の遺族が公安当局に徹底捜査を求めたが逆に暴行され、親族1人が死亡した。容疑者の1人の親が公安幹部だったため本格捜査が行われなかったとのうわさも流れ、住民の怒りが爆発。28日午後、警察本部や地元政府庁舎などを襲撃する事態に発展した。



<中国>当局がネット情報削除 貴州の住民暴動で
6月30日12時16分配信 毎日新聞

 【北京・浦松丈二】中国国営・新華社通信は29日、貴州省甕安県の暴動について「少女の検視結果に不満を持つ人々が地元政府、治安当局の施設前に集まり、混乱が始まった」と報じた。暴動の規模にはふれず、29日未明までに沈静化したと伝えた。一方、中国国内では暴動に関するネット上の書き込みが削除されており、当局は波及を警戒している模様だ。

貴州で暴動、「少女の死」めぐり群集が県政府など襲撃
6月30日10時22分配信 サーチナ・中国情報局

 29日付新華社電によると、貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州(布依族苗族自治州)の瓮安県で28日午後、群集が県政府などを襲撃する暴動が発生した。同電は女子学生の死因鑑定に対する不満がきっかけと報じた。

 新華社は暴動発生の原因を「女子学生1人の死因についての県公安局(警察)の説明に不満を持つ一部の人間が同公安に集まった。公安責任者が面会している途中、一部の人間が事情を知らない群集を扇動し、公安局、県政府、共産党県委員会の建物を襲撃した」と解説。発端となった事件には具体的に触れず、暴動のあらましを「少数の不法分子は事務室を破壊し、複数の事務室と一部の車両に放火した」と伝えた。

 新華社によると、共産党の貴州省委員会、省政府は迅速かつ適切に処理するよう指示。同委の常務委員で政治委員会書記の崔亜東公安庁長が現場に急行して指揮をとった。事件は29日午前2時までに終息し、周囲をとりか囲んでいた群衆も現場を去ったという。

 ボイス・オブ・アメリカは事件の発端を、16歳の女子学生が強姦殺人の被害者になり、遺族が警察が容疑者をかばっているとして抗議したことが原因との情報があると紹介。家族によると少女を呼び出した青年3人のうち2人が警察関係者の親族で、家族は抗議のため、少女の遺体を公共の場所に置いた。警察が遺体を火葬するために撤去しようとするうちに、争いになったという。(1) (2)

 同記事が情報源としたのは、1989年の天安門事件で国外に逃れた中国人を中心にして中国政府を批判する活動を続けている団体。また、同記事ははっきりとしない情報をもとに構成されている部分も多い。

 中国では2004年にも、「市民が警官に殴られた」として数万人の群集が政府庁舎を取り囲むなどの騒ぎがあった。原因は警官がけんかを止めようと割って入ったことが誤解されたとされている。

 サーチナが03年から04年にかけて、中国の一般消費者を対象に、軍人、国の指導者、医者、弁護士など12の職業を挙げて「人物の信用度」を調査したが、軍人、教師、国の指導者の順で上位3位だったのに対し、警官は第10位と下から3番目だった。

<女子中学生殺害>事件のもみ消し、住民数万人の暴動に―貴州省
6月30日6時20分配信 Record China

2008年6月28日、貴州省黔南布依族苗族自治州甕安県(瓮安县)で住民数万人の暴動が発生、政府庁舎が燃やされる事態にまで発展した。

事件の発端となったのは15歳の女子中学生の死だった。性的暴行を加えられた後殺害されたが、加害者が警察とつながりがあり事件をもみ消した。調査を要求した同級生や被害者家族が逆に警官に暴行され、殺害されたなどのうわさが広がり、暴動へと発展した。

数万人とも伝えられる暴動参加者は政府庁舎を取り囲んだほか、パトカーなど車数十台を燃やしたと伝えられている。Youtubeなど動画共有サイトでは炎上する車など現地の様子を映したビデオが掲載されている。(翻訳・編集/KT)

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by deracine69 | 2008-06-30 02:45 | アジア・大洋州  

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