消費税引き上げ論議、落とし所は“たばこ500円”への誘導

6月28日10時1分配信 日刊ゲンダイ

●こすい中川秀直の思惑

 福田首相がブチ上げた消費税引き上げ問題。本人は急に腰砕けになっているが、与党内では賛成派、反対派が勝手に走り始めている。

「それでいいのです。今回は、消費税の引き上げもあるぞと、国民に知らせることが与党の第一の目的ですから」(政治評論家・浅川博忠氏)

 来年4月から基礎年金の国庫負担分が2兆3000億円増える。その穴埋めのための消費税引き上げ論議ではないのか。

「違います。来年は総選挙、再来年は参院選がある。消費税の税率アップはそれ以降でしょう。それなのに消費税論議を始めたのは、別の狙いがあって、2兆3000億円の穴埋めを“たばこ値上げ”に持っていくためです。与党内では、消費税と一緒に、たばこ1000円値上げが論戦になっている。世論の大半は、消費税を引き上げられるくらいなら、たばこを値上げしろに傾いている。いきなり1000円は暴論だが、半分のたばこ500円ならちょうど基礎年金の分が埋まる。その落としどころを狙って、与党はあえて消費税引き上げを持ち出しているのです」(浅川博忠氏=前出)

 となると、クセ者は中川秀直元幹事長。「1000円たばこ」の政界火付け役だ。「消費税は不要だ、景気の上げ潮路線や埋蔵金の活用でどうにかなる」なんて格好いいことを言いながら、たばこ大増税の旗振りをしている。増税の“別口”を用意してきたわけだ。

 結局は、喫煙者のフトコロから金を搾り取って、それで基礎年金分を穴埋めして、チョン。肝心の上げ潮や埋蔵金は急にトーンダウンして棚上げの雲行きだから許せない。与謝野前官房長官などの消費税容認派や財務省と対立しているのも、役割分担の演技ということ。増税派という意味では同じ穴のナントカだ。やっぱり、この男を信用しちゃあいけない。
[PR]

by deracine69 | 2008-06-28 10:01 | 政治  

<< 安倍のせいで日本だけ取り残され... 「ブロードキャスター」9月末で... >>