「光るストラップ」は放射性物質 容疑の販売業者を逮捕
2008年7月17日12時38分 朝日新聞規制量を超える放射性物質トリチウムを使った携帯ストラップを無届けで販売したとして、警視庁は17日、広島市佐伯区吉見園の無職下嵜一郎(40)、会社員藤井協子(45)の両容疑者を放射線障害防止法違反容疑で逮捕した。
両容疑者は「K―BROS(ケイブロス)」というホームページなどを通じてストラップを売り、「10年以上光り続ける」と人気を集めていた。04年10月から全国約2600人に約5500個を販売し、約1690万円を売り上げたという。警視庁によると、トリチウムを使った商品の販売業者が同法違反容疑で逮捕されるのは全国初。
生活環境課と調布署の調べでは、両容疑者は英国からトリチウムが入ったガラス管を輸入して加工。今年2月、千葉県の男性ら2人に、文部科学相告示で定める規制値の約26倍の量のトリチウムを使ったストラップを5千円と6500円で販売するなどした疑い。人体への重大な影響はないとみられるという。
by deracine69 | 2008-07-17 12:38 | 社会