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米大統領、中立を強調 竹島問題「日韓で解決を」

8月2日8時0分配信 産経新聞

 【ワシントン=山本秀也】米政府機関の地名委員会(BGN)が竹島(韓国名・独島)の帰属先を「韓国」に戻した問題で、ブッシュ米大統領は韓国メディアなどとの会見で、「争いは日韓間で解決されるべきだ」との理由で、ライス国務長官にデータベースを以前のままとするよう命じたことを明らかにした。ホワイトハウスが7月31日、会見の詳報を公表した。

 会見は北京五輪開会式出席など、大統領が韓国、タイ、中国を歴訪するのを前に、7月30日、関係国の一部メディアを招いて行われた。

 ブッシュ大統領は、「問題は主権国の政府間によるもので、当面の争いをわれわれが調停することはできない。しかし、対話や理解を助けることは可能だ」として、米国の中立的な立場を強調した。こうした役割を果たすため、大統領は、米国が地域内でのプレゼンスを背景に、関係国と良好な関係を築く重要性を指摘した。

 また、「(日韓間での)緊張は承知している」として、関係国首脳の主張を慎重に聞く考えを表明した。6日にソウルで行われる米韓首脳会談で、韓国側が竹島問題を議題に取り上げることを織り込んだ発言とみられる。

 BGNがデータベースの帰属先を当初の「韓国」から「主権未指定」に変更したことで、米政府は韓国側から猛烈な抗議を受けた。米国家安全保障会議(NSC)のワイルダー・アジア上級部長は30日の会見で、帰属先などの表記を元に戻したことを明らかにしていた。

 ブッシュ大統領は、表記変更の背景に公式訪問を控えた韓国の強硬姿勢があったことには言及していない。

by deracine69 | 2008-08-02 08:00 | アジア・大洋州  

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