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「党3役に戻す」麻生に古賀猛反発「最終戦争」

因縁の2人…選挙の仕切りは?
ZAKZAK 2008/08/02

 福田康夫首相が政権の命運をかけて処遇した自民党の麻生太郎幹事長。「ポスト福田」に向け党内地盤を固める好機だが、共倒れリスクも抱えている。党内ではさらに、不仲とされる古賀誠選対委員長との権限争いが不安材料として指摘される。共に宏池会を源流とし福岡県選出の同郷、当選回数も同じだが、遺恨は根強い。因縁の2人による“最終戦争”の火ぶたが切って落とされようとしている。

 「役割を系統立てて分ける必要はないと思っている。古賀さんと相談してやっていく」

 1日夕、新党4役の記者会見で、選挙に向けての役割分担を問われ、麻生氏はこう答えた。ただ、続いて質問に答えた古賀氏は「すべて麻生幹事長に相談しながら決定させてもらう」としながらも、「大筋の方向付けは事務的にやらせてもらう」と不満げな表情で自らの権限を強調した。

 選対委員長ポストは、昨年9月の福田政権発足時に、従来は幹事長の下にあった選対総局長ポストを、古賀氏が党4役への格上げと併せて自らの就任を福田首相に飲ませたもの。自民党関係者によると、麻生氏は今回の幹事長受諾にあたり、「党4役」をかつての「党3役」に戻すことを幹事長就任の条件にあげたとされる。曖昧な状態になりがちな党運営の指揮系統を明確化させる狙いだ。

 福田首相もこの条件を受け入れたが、猛反発したのが古賀氏だった。

 永田町有力筋の1人はこう打ち明ける。

 「福田首相からこの案を打診された古賀氏は、『それなら党規約を変えなければならない』として暗に拒否。結局、福田首相は党4役のまま古賀氏を留任させることにしたんですが、古賀氏の不満は収まらないようで、『古賀氏が激怒した』『麻生案を古賀氏が拒否した』などとの話が一斉に永田町に流れ始めた」

 古賀派若手議員も「麻生氏は、古賀派ながら麻生氏に近い菅義偉選対副委員長を使い、少しずつ古賀氏を外して選挙を仕切ろうとするのでは」と反発する。

 古賀氏は昨年の総裁選で、いち早く福田氏支持を表明し「麻生包囲網」を形成。麻生氏が古賀氏の“親分格”といわれる野中広務元官房長官と不仲であることも、両氏の確執を根深いものとしている。

 ただ、「古賀氏も自分を含め、選挙に勝つためには人気の高い麻生氏と組むしかないと思っている。“大人の事情”でうまくいくのでは」(古賀派中堅)と見る向きもある。

 さて、両者の腹の内は-。

by deracine69 | 2008-08-02 12:00 | 政治  

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