福田改造内閣“麻生好み”人選…「党四役」決まる

ZAKZAK 2008/08/01

 福田康夫首相が着手した自民党役員人事は、首相自ら口説き落とした麻生太郎幹事長に配慮した布陣となった。総務会長に笹川堯衆院議院運営委員長、政調会長には保利耕輔元文相の起用が決まったのだ。実は2人とも麻生氏と気心が知れた仲で、「幹事長就任を渋っていた麻生氏に対し、福田首相が三顧を尽くして“麻生好み”の人選を行ったのではないか」(自民党ベテラン議員)との見方が強まっている。

 与党内には1日朝まで伊吹文明幹事長が留任するとの見方も強かった。首相が31日夜、京都についたばかりの伊吹氏をわざわざ呼び戻し、約30分にわたって会談を行ったからだ。しかし、伊吹氏と公明党との不協和音は修復しがたく、福田首相は麻生氏を幹事長に起用し政権基盤の安定化を図ることを優先した。

 総務会長に就任した笹川氏は、先のねじれ国会で与野党対立の行司役の衆院議運委員長を務めた。民主党議員に部屋のドアを封鎖され窓からベランダ伝いに隣室へ脱出する“忍者”なみ身体能力も発揮した。

 日本船舶振興会の創設者笹川良一氏の二男で、国会議員資産公開の上位常連者で、麻生氏とも気脈を通じる。車が趣味で自らランボルギーニのハンドルを握り、国会に現れることもある“走り屋”でもある。

 一方、保利氏は農水、文教畑を歩んだ大ベテラン。2005年に郵政民営化関連法案に反対して党を追われたが、06年末に復党。郵政造反組から初めて党中枢に入ることになった。派手さには欠けるが、「きまじめで誠実な人柄」と言われ、仕事師との評価も高い。


古賀誠氏(クリックで拡大)
 実は笹川氏と保利氏には共通点がある。永田町事情通はこう解説する。「麻生さんは笹川、保利両氏とは、とても仲がいいんですよ。この3人の間では意思疎通がスムーズに行くはず。ただ党執行部で、留任する党選対委員長の古賀誠さん1人が浮くことになるのではないか…」

 古賀氏は、政権維持を懸けた次期衆院選へ向け「勝てる候補」を基準に、公認候補調整を精力的に進めてきた。だが、党内では「本来、選挙は幹事長の仕事。福田首相のお墨付きをもらった麻生氏が仕切り始める可能性も高い。バトルが勃発する可能性もあるのでは」との見方も出ている。
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by deracine69 | 2008-08-01 12:00 | 政治  

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