不仲なのにサプライズ留任…福田、町村と別れぬ理由

ZAKZAK 2008/08/01

 福田首相の「女房役」、町村信孝官房長官が留任する方向となった。2人の不仲は公然の事実で、更迭確実とみられていただけに、周囲からは「サプライズだ」との声も出た。なぜ、福田首相は町村氏と“離婚”できなかったのか。

 留任が固まった町村氏は1日午前の会見で、内閣改造について「きょう(夜)9時ごろから、総理の会見があると思うので、総理の方から、お話をしていただけると思います」と多くを語らなかった。

 そもそも、官房長官ポストをめぐっては、森喜朗元首相が1月上旬、福田首相に改造を打診したところ、首相は「やるとすれば町村氏を代える」と、後任に腹心の衛藤征士郎元防衛庁長官をあげたという。

 与謝野馨前官房長官も、日銀総裁人事が2度も民主党に拒否された今春、「首相が携帯片手に『誰が良いのか、悪いのか』と電話しているのはかわいそうだ。官邸や執行部が条件整備、下地作りをしないといけないが、意を尽くしていない」と、調整能力に乏しい町村氏の“さげまん”ぶりをこき下ろすなど、更迭は既定路線とみられていた。

 それでも、町村氏が留任することになった理由について、永田町事情通は「首相の出身派閥・町村派では昨秋、町村氏の長官就任に伴って、町村氏と中川秀直元幹事長、谷川秀善氏の代表世話人3人による集団指導体制に移行し、事実上、中川氏が仕切っている。町村氏が無役となり派閥に戻れば、中川氏との跡目争いが勃発してしまう。中川氏を閣内に入れて、町村氏を派閥に戻す案も浮上したが、中川氏には過去の醜聞もあり、官邸サイドが決断できなかったようだ」と解説する。

 町村氏が当選8回に対し、首相は6回。官僚出身でプライドの高い町村氏にとって、首相の下で汗を流すポストは苦手といっていい。だが、複雑な“家庭”事情で、今後も“仮面夫婦”を続けることになった。
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by deracine69 | 2008-08-01 12:00 | 政治  

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