あえて47選挙区で候補決めない民主・小沢代表の高等戦術

2008/8/3 10:00 日刊ゲンダイ

 来年7月の都議選に全力投球したい公明党の意向で、年内解散、来年1月総選挙のスケジュールが急浮上してきた。民主党執行部は28日、「選挙準備を前倒しする」ことで一致したというが、まだ全国の47もの選挙区で公認が決まっていない。政権を取りにいくというのに大丈夫か? と思ったら、コレ、実は小沢一郎代表の“高等戦術”だというのだ。

「公認が決まらないのではなく、小沢さんは、あえて決めないんですよ」(小沢代表に近い永田町関係者)

 小沢代表は、「選挙は地域活動だ」と常々言っている。票は足で回って稼ぐというなら、少しでも早く公認を決めて、地元に張り付かせるはずだ。それをやらないのはなぜか。

「世論調査をすると、民主の候補が決まっていない選挙区ですら、自民にダブルスコアで勝っている。つまり、カネを一銭も使わず優位な戦いができているわけです。一方で自民候補は、対戦相手の名前が浮上しては消えで一喜一憂。なんとか挽回しようと地元回りを増やし、ポスターを張ってカネを使いまくっている。こうして自民の候補を“兵糧攻め”にしていく戦術なのです」(前出の永田町関係者)

 いざ選挙活動を始めると、事務所の維持費や車のガソリン代、ポスター代と金がかかる。1回の選挙でその額1億円ともいわれる。

「既に半分の5000万円を使ってしまった自民党候補もいて、『早く解散してくれないと持たない』と、党本部に泣きが入っている」(自民党関係者)

 小沢代表の狙い通りというわけだ。野党に真正面から解散要求を突きつけられても動じないだろうが、自民党内の窮状には、さすがに福田首相もプレッシャーだろう。
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by deracine69 | 2008-08-03 10:00 | 政治  

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