北京五輪、8日夜開幕 史上最大の大会に人権問題で懸念消えず
8月7日21時0分配信 産経新聞【北京=矢板明夫】北京五輪は8日午後8時(日本時間午後9時)、開幕する。史上最大の205カ国と地域が参加し、24日までの17日間、28競技302種目で熱戦が繰り広げられる。
開会式は“鳥の巣”との愛称を持つ北京市内の中国国家体育場で行われ、史上最大の80カ国以上の国家元首、政府首脳、王室の関係者が出席する。
米国のブッシュ大統領、ロシアのプーチン首相ら約60人が7日までに北京入り。要人たちを迎えるため、北京市内の警備体制は強化され、同日早朝から市内各所で自動小銃を持つ警察官の姿は目立っている。
史上初めて中国で行われる五輪について、中国当局は、改革開放30年の成果を世界に示す国威発揚の場とみなしており、大会の成功に国家の威信をかける。しかし、3月に起きたチベット騒乱などで、中国国内の人権問題が世界中の注目を集めた。北京五輪に反対する声も依然として強く、これまでとはやや様相の異なる五輪となる可能性もある。
北京市中心部の天安門広場では7日、中国政府の人権弾圧を糾弾する記者会見を開こうとした米国の人権活動家3人が拘束された。
by deracine69 | 2008-08-07 21:00 | アジア・大洋州