福田改造内閣“命取り”は麻生の「口」

2008/8/9 10:01 日刊ゲンダイ

●失言癖に加えて、醜聞もゴマン

 内閣支持率がちょっぴり上がったのは、麻生幹事長効果といわれる。その麻生がもう舌禍事件を起こした。民主党をナチス呼ばわりした一件だ。過去にも山のように問題発言をしている麻生。最近は女性がらみの醜聞まで書かれている。「麻生人気」とか浮かれていると、この男が政権の致命傷になる――。

 麻生の問題発言は江田五月参院議長に挨拶に行った際、「かつてドイツはナチスに1回(政権を)やらせようとして、ああいうことになった」と言ったもの。民主党をナチスになぞったわけで、鳩山幹事長は「看過できない。謝罪を求める」と息巻いている。この問題は5日も蒸し返されて、麻生は「民主党をナチスに例えたつもりはない」と弁明に追われた。

 これが見過ごせないのは、麻生といえば、ひん曲がった口による舌禍が絶えないからだ。自民党関係者は「またやった。麻生の口は命取りになる」と苦虫を噛み潰している。ざっと、過去の失言を拾ってみてもこれだけあるのだ。

「(日本の農産物が高いのは)アルツハイマーの人でも分かる」(07年7月)

「憲法9条2項を『陸海空自衛隊、これを置く』と置き換えればいい」(01年4月)

「安さだけなら核(武装)の方がはるかに安い」(03年5月)

「創氏改名は朝鮮人が名字をくれといったのが始まり」(03年5月)

「高齢者の85%は周りが迷惑するくらい元気だ」(06年9月)

「大変だ大変だといって靖国の話をするのは、中国と韓国、世界191カ国で2カ国だけだ」(05年11月)

「消えた年金の突き合わせで受給者はもっと貰えるかもしれない。こらあ、欲の話だろうが」(07年12月)

 麻生の口は、政局がらみの話でも緩い。幹事長を受ける直前、麻生は首相公邸で福田首相と密談した。「解散をする気があるのか」「お任せする」というやりとりが漏れて、政権禅譲説が駆け巡ったが、こういう話を漏らしているのは、どちらかというと麻生周辺だ。

「それも首相の『お任せする』という発言を勝手に禅譲みたいに解説する。本人がそう言っているのだろう。さすがに話が広まり、マズイと思ったのか、本人は否定しているが、首相周辺は顔をしかめている」(自民党関係者)

 麻生には金がらみ、女がらみの話もゴマンとある。週刊現代は、麻生が過去の愛人の店にいまだに通いつめ、その店や会社に3年間で1400万円も使っているとバクロした。麻生の財産は不動産42億円、株7億円などベラボーだが、不可解な遺産相続によって、土地の所有権が移転していることも明らかになった。火種はゴロゴロ転がっている。麻生に干された自民党の中川秀直元幹事長も虎視眈々と“麻生潰し”を狙っている。麻生は政権の“華”どころか、時限爆弾なのである。
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by deracine69 | 2008-08-09 10:01 | 政治  

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