「小泉」追い込まれ“新党”結成

2008年08月11日10時00分 ゲンダイネット

 福田首相が内閣改造で「脱コイズミ」路線を鮮明にし、麻生太郎を幹事長に就けたことで、「小泉一派」VS.「麻生グループ」の対立が激化してきた。政界では小泉グループが追い込まれ、年内に離党し、「小泉新党」を結成するという声が広がり始めた。

●路線も存在も麻生に全否定され、行き場なし

 組閣人事で排除された中川秀直(64)や小池百合子(56)などの小泉シンパは、あからさまに「反麻生」を強めている。「国債30兆円枠」も「11年度プライマリーバランス黒字化」も反故にされ、存在まで否定され始めているからだ。

 中川秀直は6日、自分のホームページで「首相の明確な経済財政路線に反対する人が執行部にいるとは信じられない」「政策論議の域ではなく『路線転換、即政局』を意味する」と、麻生幹事長を露骨に批判し、“政局”という単語まで持ち出している。負け犬の遠吠えだが、宣戦布告にまで発展してきた。

「小泉一派は危機感を募らせています。このまま麻生幹事長が実権を握りつづけたら、小泉路線は完全に否定され、小泉チルドレンも選挙で公認されず全滅しかねない。麻生が“福田後継”として首相になったら決定的なだけに、なにがなんでも、麻生首相だけは阻止したいのです」(政界関係者)

 3人の思惑はバラバラだが、利害が一致している。史上初の女性首相を目指す小池百合子、キングメーカーを狙う中川秀直、さらに、このまま小泉政治が否定されることが我慢ならない小泉純一郎。

 小泉一派は、小池百合子を麻生の対立候補として総裁選で担ぐか、推薦人が集まらなかった場合は、「小泉新党」を立ち上げる算段だとみられている。

「新党結成のタイミングは年末か、あるいは解散直後だとみられています。年末だと政党助成金がもらえるし、解散後の新党だとインパクトが大きい。小泉新党が結党されれば、落選議員も含めて殺到するのは間違いない。小泉は10人でも20人でもいいから手勢を率いて、総選挙後に政界再編を仕掛けるつもりだといいます」(永田町事情通)

 小池が“シスターズ”とかいってオンナ子分を集めたり、小泉が急にボウリングをやって仲間を増やしているのも、勢力確保のためだ。

 まあ、どうでもいい権力抗争だが、小泉一派が自民党から追放され、政界のはぐれ鳥になるなら、それはそれでいいことだ。
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by deracine69 | 2008-08-11 10:00 | 政治  

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