タクシン氏「英に亡命」発表…タイ最高裁、不正疑惑で逮捕状
8月11日22時58分配信 読売新聞【バンコク=田原徳容】2006年の軍事クーデターで放逐され、今年2月に帰国したタクシン元タイ首相(59)が11日、声明で、「英国に住むことにした」と述べ、英国への亡命を求める決意を発表した。
元首相の弁護士によると、タクシン氏はすでに、ポチャマン夫人(52)ら家族とロンドン入りしている。自身と家族の不正疑惑に関する裁判で有罪を免れないと判断した結果とみられる。最高裁は同日、夫妻の保釈保証金を没収し、「逃亡した」として、逮捕状を発行した。
タクシン氏は声明で、自身が率いた旧与党・タイ愛国党の元議員が大量移籍した国民の力党が、昨年末の下院選で圧勝したことで「(在任中の汚職疑惑について)潔白を証明できると思い、帰国した」と説明。だが、一連の司法手続きに「我々を排除しようとする者による不当な介入」があり、帰国後は「公平な司法の裁きを受けることができず、生命の危機にも脅かされた」と亡命の理由を明かした。
by deracine69 | 2008-08-11 22:58 | アジア・大洋州