ネパール元皇太子、シンガポールのディスコで入店を拒否される
2008-08-08 18:00 Web-Tab【カトマンズ 8月5日 IANS】プレーボーイとして知られるネパールの元皇太子パラス氏(37)―王制廃止後、7月から滞在しているシンガポールでディスコへの入店を拒否されたという。ネパールのウェブサイト「My Sansar」が伝えた。
「My Sansar」は、パラス氏の情報をシンガポール在住のネパール人から入手。送られてきた写真を見る限り、一夜にして一般市民となったパラス氏だが、皇太子だったころと何ら変わらない様子だという。
「My Sansar」によると、パラス氏は先月、Tシャツにジーンズ、スニーカーというカジュアルな装いでディスコへ。髪型はポニーテール、サングラスをつけていたという。服装を理由に入店を拒否されたパラス氏はいったんあきらめて帰った後、スーツに着替えて再びディスコへ。めでたく入店できたが、酒を数杯飲んだだけで店を後にしたという。
その後、パラス氏は店の駐車場でほかのドライバーと口論を開始。パラス氏の姿に気づいたあるネパール人が写真を撮り始めると、購入したばかりの愛車ランボルギーニに乗って急いでその場を去ったという。
実はこの話には後日談がある。シンガポールから「My Sansar」あてに、パラス氏を擁護する内容のメッセージが送信されたというのだ。メッセージの内容は次のとおり:
「僕の名前は“yubraj(ネパール語で皇太子の意)”。数日前、パラス皇太子の記事が掲載されていたけど、あんなことはあり得ない。彼はすっかり変わったんだ。だから彼の品位を損なうような無意味な記事は載せないでほしい。分かってもらえたかな? よろしく頼むよ」。
メッセージには別のネパール人男性3人と一緒に、地下鉄駅のゴミ箱前に立つパラス氏の写真が添付されていたという。「皇太子」を自称している点から見ても、パラス氏本人がメッセージを送信した確率がかなり高いとみられている。
「My Sansar」の記事、そしてパラス氏本人のものとみられるメッセージには、多数のコメントが寄せられているという。「パラスは一生変わらない」、「もう一般人なんだから、好きなように生活する権利がある」など、内容はさまざまのようだ。(c)IANS/Sudeshna Sarkar
by deracine69 | 2008-08-08 18:00 | アジア・大洋州