首相補佐官人事、動くのはいつ?伊藤氏・山谷氏の扱い微妙

8月17日9時7分配信 読売新聞

 1日の内閣改造に伴って動くと見られた首相補佐官の人事が、宙に浮いたままになっている。

 首相は改造の際、拉致問題担当の補佐官だった中山恭子氏を少子化・拉致問題相として入閣させた。現在の補佐官は、社会保障担当の伊藤達也氏と教育再生担当の山谷えり子氏の2人だ。

 町村官房長官は改造後の閣僚名簿を発表した1日の記者会見で、首相補佐官について、「一呼吸置き、首相の手元でよくお考えいただいたうえで、いずれ発表したい」と述べたが、そのままの状態が続いている。

 より注目度が高いのが、閣僚経験者で2月に就任したばかりの伊藤氏の扱いだ。

 伊藤氏は、担当する社会保障国民会議が6月に中間報告をまとめ、仕事が一段落したこともあり、改造直前、首相にひそかに辞意を伝えていた。首相は改造後、最初の日曜日の3日に伊藤氏を首相公邸に呼び、約2時間話し込んだ。

 関係者によると、首相は元金融相の伊藤氏を経済財政や金融を担当する補佐官にすることで慰留しようとしたという。首相の狙いについて、「経済成長を重視する『上げ潮派』の自民党の中川秀直・元幹事長に近い伊藤氏を補佐官に残すことで、増税もやむを得ないとする与謝野経済財政相ら『財政再建派』とのバランスをとろうとしたのではないか」という見方が出ている。

 伊藤氏は16日午後も、首相公邸で首相と約50分間、会談した。伊藤氏によると、首相は社会保障国民会議に関し、次回会合の早期開催や国民の意識調査実施などを指示したという。

 一方の山谷氏は安倍前政権で就任し、「安倍カラー」の強い教育再生会議を担当していた。このため、昨年9月の福田政権発足時や今年1月の同会議の最終報告直後には交代論が出た。

 ただ、福田首相は同会議の後継組織として教育再生懇談会を置き、山谷氏を引き続き担当させており、周辺でも「首相がどう処遇するつもりか、よくわからない」という声が出ている。

 首相補佐官は、1996年の内閣法改正で新設された。定員は5人以内のため、さらに増員する余地もあり、結論が出るまでにはもう少し時間がかかりそうだ。
[PR]

by deracine69 | 2008-08-17 09:07 | 政治  

<< 中国最大の銅鉱山操業へ チベッ... ロシア軍 数都市に駐留、支配 ... >>