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<五輪陸上>世界との差を痛感 女子マラソン13位の中村

8月17日17時46分配信 毎日新聞

<五輪陸上>世界との差を痛感 女子マラソン13位の中村_f0013182_18183362.jpg 初マラソン優勝の勢いと若さを買われて代表入りした中村。しかし13位に終わり、入賞した00年シドニー大会の山口衛里(7位)、04年アテネの坂本直子(5位)と、同じ所属先の先輩たちに続けなかった。「勝負所の手前で力不足が出てしまい、勝負にからめなかった」と世界との差を痛感した。

 25キロ過ぎだった。足が思うように動かなくなり、徐々に2位集団の後方へとズルズル下がった。28キロ手前で2位集団の選手のペースが上がると、対応できない。「呼吸は上がってなかったけど、ちょっとずつ離れちゃって……」。30キロ付近では集団から完全に離れ、8位入賞にも手が届かなかった。

 2回目のマラソンで世界と渡り合える経験はもちろん、体力も足りなかった。武富コーチ(天満屋監督)から「リラックスして先頭についていくことが大切。余力があれば、最後の5キロや3キロで勝負しろ」と指示されていたが、その前に体力を消耗して粘りきれなかった。

 2位集団には銀メダルを獲得したヌデレバらがいて精神的な重圧も受けていた。武富コーチは「位置取りもよくない。きつくても集団の前で粘っていなければ。集団のメンバーを見て怖さが出たのではないか」と指摘した。

 世界との差を肌で感じた。それをロンドン大会までの4年間でどこまで縮められるか。「4年後というよりも、1年ずつ力をつけて成長していきたい」。22歳は力を込めていった。【田中義郎】


野口欠場、女子マラソン惨敗=負の連鎖再び?
8月17日17時48分配信 時事通信

 【北京17日時事】日本勢の活躍が期待された北京五輪女子マラソンは、結果的に惨敗に終わった。史上初の連覇を狙っていたエースの野口みずき(シスメックス)は、けがでスタートラインに立てず、ベテランの土佐礼子(三井住友海上)も右足痛のアクシデントで途中棄権。22歳の中村友梨香(天満屋)は消極的な一面も見せて13位と入賞争いにも絡めなかった。

 この結果、1992年バルセロナ五輪銀の有森裕子から続いてきた日本勢の五輪メダル獲得は4大会連続で途切れた。2000年シドニー五輪の高橋尚子からの日本勢五輪3連覇も夢と消えた。

 野口、土佐陣営とも故障には細心の注意を払ってきた。けがは不運としか言いようがない。だが、日本陸連の河野匡マラソン部長は「日本の強さを落ち込ませないようにしなければ。流れを止める対策を立てないといけない」と危機感を抱く。

 野口欠場の衝撃的ニュースが他の日本選手に影響を及ぼしたか、定かではない。三井住友海上の鈴木秀夫総監督は「それはない。他チームの選手は普段から意識しない」と否定。中村も自身の経験と力の不足が敗因だった。だが、昨夏の世界選手権大阪大会で日本勢が相次いで惨敗した「負の連鎖」は記憶に新しい。有望種目にのし掛かってきた重苦しい雰囲気を、振り払えるか。(了)

by deracine69 | 2008-08-17 17:46 | スポーツ  

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