<太田農相>事務所費問題で政権に新たな火種

8月26日11時30分配信 毎日新聞

 太田誠一農相に事務所費問題が浮上したことを受け、政府・与党からは26日午前、太田氏に「説明責任」を求める声が相次ぎ、事態が福田康夫首相の「任命責任」に及ばないように予防線を張る動きが浮上した。しかし、首相が熟慮の末に断行した内閣改造は、目立った政権浮揚効果を生まなかっただけでなく、臨時国会で野党に絶好の追及材料を提供したことになる。新テロ対策特別措置法の延長問題、総合経済対策のための補正予算編成に加え、首相はさらに新たな火種を抱え込んだ。

 町村信孝官房長官は26日の閣議前、首相官邸で太田氏に「しっかり説明するように」と注意した。太田氏は「しっかりやっています」と答えたという。町村氏はその後の記者会見で「(太田氏から)一度詳しく事情を聴きたい」と述べた。

 同日の自民党役員会では太田氏の問題は議題にならなかったが、麻生太郎幹事長は記者会見で「説明責任は、その政治家個人に問われている」と述べ、太田氏が説明責任を果たすべきだとの認識を示した。公明党幹部も同日朝、「事務所費を何に使っていたか、中身による」と述べるにとどめた。ただ、同党は次期衆院選をにらんで福田政権と距離を置き始めており、党内では「次々に出てくれば、次の衆院選が戦いにくくなる」との声も出始めている。

 首相が内閣改造をためらったのは、新閣僚に不祥事が発覚すれば政権の致命傷になりかねないと懸念したためでもある。「政治とカネ」を巡る問題で閣僚が相次いで辞任した安倍前内閣の反省から、首相周辺は今回、入閣候補者の周辺を事前に調べる「身体検査」を入念に行ったという。しかし、政府・与党内には調査の精度を疑問視する声も出ていた。

 太田氏は、中国製冷凍ギョーザによる中毒事件などを受けた食の安全対策を巡り、「消費者がやかましいから徹底する」と発言して物議を醸したばかりだ。民主党の鳩山由紀夫幹事長は26日、記者団に「首相の任命責任も大きい。太田氏が辞めなければ、徹底的に追及する」と述べ、太田氏の辞任を求める考えを強調した。【中田卓二】


秘書宅に事務所費計上=2年間で2345万円-太田農水相の政治団体
8月26日11時36分配信 時事通信

 太田誠一農水相の政治団体「太田誠一代議士を育てる会」が2006年までの2年間、秘書の自宅を事務所として届け出た上で、計2345万円の経費を計上していたことが26日、分かった。赤城徳彦元農水相が辞任に追い込まれるなど、歴代農水相で相次いだ事務所費問題が新たに判明した。

 東京都選挙管理委員会に提出された政治資金収支報告書によると、同会は05年に約1045万円、06年に約1300万円の経常経費を計上した。

 内訳は、事務所費が05年約304万円、06年約247万円、人件費が05年約331万円、06年約674万円などとしていた。

 一方、同会の事務所所在地には東京都目黒区にある秘書の自宅住所が記載され、連絡先には議員会館の事務所の電話番号が記されていた。


辞任の考えなし=事務所費めぐる報道で-太田農水相
8月26日11時50分配信 時事通信

 太田誠一農水相は26日の閣議後の記者会見で、同相の政治団体が秘書の自宅を事務所として届け出、事務所費を計上していたとの一部報道に関し、「問題は全くないと思っている」と述べた。その上で、辞任する考えがあるかとの質問に対しては「そういう質問は理解できない」として、全面的に否定した。 


説明責任果たすべき 農水相事務所費問題で麻生幹事長
8月26日11時51分配信 産経新聞

 臨時国会召集を目前に発覚した太田誠一農水相の事務所費問題を受けて、自民党の麻生太郎幹事長は26日午前、役員会後の記者会見で「個人事務所(の問題)なので説明責任は政治家個人に問われている」と述べ、太田氏自らが説明責任を果たすべきだとの考えを示した。

 一方、民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日午前、都内で記者団に「臨時国会の開会前にお辞めになるしかないのではないか。福田康夫首相の任命責任も大きい」と述べた。


農水相から事情聴取へ=事務所費問題で-町村官房長官
8月26日12時1分配信 時事通信

 太田誠一農水相の政治団体が秘書の自宅を事務所として届け出て、多額の経費を計上していたことについて、町村信孝官房長官は26日午前の記者会見で「内閣の取りまとめ役として一度詳しく事情を聴きたい」と述べ、農水相から事実関係を聴取する考えを明らかにした。


太田農水相に「事務所費」問題 進退問題発展か
8月26日11時12分配信 産経新聞

 太田誠一農水相の政治団体「太田誠一代議士を育てる会」が平成17、18年の2年間、当時政策秘書を務めていた農水相秘書官の自宅(東京都目黒区)を事務所として届け出て、事務所費など計2345万円の経常経費を計上していたことが分かった。

 不透明な事務所費をめぐっては、安倍内閣で閣僚の引責辞任が相次いでおり、農水相の進退問題に発展する可能性が出てきた。

 東京都選管に提出された政治資金収支報告書によると、育てる会は17年に1045万円、18年に1300万円の経常経費を計上。

 17年の内訳は事務所費として304万円、人件費として331万円、備品・消耗品費として409万円。18年は事務所費に247万円、人件費に674万円、備品・消耗品費に378万円を計上していた。

 同会の「主たる事務所」は、会の事務担当者である中里浩・農水相秘書官の自宅の住所で届け出られ、電話番号は議員会館の事務所の番号が記されていた。
 中里秘書官の自宅は一戸建ての民家で、事務所の表札などはなく、関係者によると、会に専任の事務職員はいないという。

 太田農水相の事務所は「詳しく分かる者がいないので今は説明できない」としている。

 政治家の事務所費をめぐっては、松岡利勝元農水相が議員会館に資金管理団体の事務所を置いているのに、多額の経費や光熱水費を計上していたことを追及されて自殺。後任の赤城徳彦元農水相も事務所を実家に置いているのに、多額の経費を計上し、辞任に追い込まれている。
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by deracine69 | 2008-08-26 11:30 | 政治  

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