元農水政務官も「秘書宅」計上 事務所経費1124万円

8月28日8時29分配信 産経新聞

f0013182_1424661.jpg 元農林水産政務官の福井照衆院議員(自民・高知1区)が代表を務める政治団体「福井照君を育てる会」が平成17、18年の2年間、政策秘書の自宅を事務所として届け、事務所費など計1124万円の経常経費を計上していたことが分かった。福井氏の事務所は「議員会館に事務所を置けず、次善の策だった」と事実関係を認めたうえで、「問題が指摘されれば適切に対応する」とした。

 太田誠一農水相の政治団体と同様の実態とみられるが、経理処理の方法が一部異なり、「問題ない」としている太田氏の今後の対応にも影響を与えそうだ。

 福井氏の政治団体の収支報告書では「主たる事務所」の欄に政策秘書の自宅(東京都文京区)を記載。だが、自宅はマンションの一室で、入り口のポストに表札はない。政策秘書は同政治団体の事務担当者も務め、連絡先は福井氏の議員会館の電話番号になっている。

 事務所の経常経費として、18年に366万円、17年に758万円を計上。内訳は、人件費がそれぞれ81万円と458万円▽備品・消耗品費が167万円と174万円▽事務所費が117万円と126万円。

 福井氏の事務所は「資金管理団体ではないので議員会館に事務所を置けず、当選回数も少ないので東京に事務所を持てず、次善の選択だった」と説明。政治団体の専従職員はおらず、政策秘書の自宅に事務所スペースもないが、政策秘書に対し月3000円を支給しているという。

 また、経費の実態は、議員会館で行っている同政治団体の経費とされ、内訳は、常勤・非常勤事務員の給料=人件費▽文房具やコピー関係の経費=備品・消耗品費▽通信費や雑費=事務所費として計上しているという。

 太田農水相の政治団体も当時の政策秘書の自宅を事務所として届け、17、18年に計2345万円の事務所経費を計上していたことが表面化。太田氏は「秘書はボランティアだから(家賃や給与を)支払うのはおかしい」とし、家賃の扱いが福井氏と異なっている。

 総務省収支公開室は、政治団体が事務所の家賃を払わない場合、収支報告書上は家主から家賃相当分の寄付を受けたものとして扱うこともあるとしており、微妙な判断を迫られそうだ。

 福井氏は旧建設省を経て12年に初当選し、現在3期目。安倍晋三内閣で農林水産政務官を務めた。
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by deracine69 | 2008-08-28 08:29 | 政治  

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