町村氏、存在感発揮に躍起 主導権確保で苦戦も

2008年8月23日 中國新聞

 町村信孝官房長官が存在感を発揮しようと躍起になっている。行政経費の無駄排除に向けた有識者会議「行政支出総点検会議」を主導するほか、緊急経済対策で大規模な財政出動を求める与党をけん制する発言も。福田康夫首相との「微妙な距離感」(自民党幹部)から、内閣改造で去就が注目されただけに、留任を機に心機一転の張り切りぶりだ。

 ただ福田改造内閣の真価が問われる臨時国会対応は自民党の麻生太郎幹事長に委ねられ、公明党の発言権も増している。町村氏が官邸の主導権確保に苦戦する場面も予想される。

 「需要不足で景気が下振れしているわけではない。伝統的なばらまき型(予算)が必要という考え方は政府に存在しない」。町村氏は二十一日の記者会見で、緊急経済対策に関連した大型補正予算案をあっさりと否定してみせた。経済対策は与謝野馨経済財政担当相が仕切り役だが、補正予算規模をめぐる政府、与党間の綱引きに参戦した格好だ。

 一方、臨時国会の焦点となるアフガニスタン支援策で対応に苦慮するのは必至とみられる。町村氏は首相と同じくインド洋での海上自衛隊の給油活動継続が不可欠との立場だ。ところが麻生幹事長は就任直後に「給油以外の選択肢」の検討を表明。町村氏はすぐさま「きちんと考えてほしい」とくぎを刺したが、麻生氏は撤回していない。

 力の見せどころとなる行政支出総点検会議も大胆な削減策を来年度予算案に反映できなければ、逆に内閣支持率の下げ要因になりかねない。官房長官続投を「ポスト福田への地歩固め」(周辺議員)につなげられるか、正念場を迎えている。
[PR]

by deracine69 | 2008-08-23 23:59 | 政治  

<< 韓国球界の夢結実=キューバ倒し初優勝 星野ジャパン、屈辱の北京五輪 ... >>