太田農水相「適切な支出」と再釈明 事務所費問題 領収書も公開へ

8月29日12時42分配信 産経新聞

 太田誠一農水相の政治団体が秘書の自宅を事務所にしながら、多額の経常経費を計上していた問題で、太田農水相は29日午前、農林水産省内で行われた閣議後の記者会見で、「秘書が自宅に限らず、議員会館や地元事務所で活動した経費を計上した。適切に支出されていた」と改めて釈明した。秘書は政治団体の事務局役を果たしていたこなどから、架空経費の計上などはないとする見解を再度、示した形で、太田農水相は辞任を重ねて否定した。経費の詳細についても、大筋を明らかにした。

 経費を証明する領収書などについては同日中、場所を議員会館の事務所に移して公表する。領収書などの公表が十分ではなく、太田農水相の釈明を裏付けられなかった場合、農水相の進退問題にも発展するため、内容が注目される。

 政治団体「太田誠一代議士を育てる会」は平成17、18年分の政治資金収支報告書で、中里浩・農水相秘書官の自宅を「主たる事務所」とし、計2345万円を経常経費に計上。秘書の自宅は通常の民家のため、事務所経費が不自然に高額と疑われていた。

 太田農水相は、同会について支援者らの団体で、研修会や印刷物を発行する団体と位置づけ、昭和61年、前任の秘書から自宅を秘書にしていたと説明。

 計2345万円のうち、事務所費として計上された計約552万円について、「電話代や郵便宅急便代、交通費、テープ起こし料金など」と明かした。

 また、備品・消耗品費とされる計約788万円については、「備品関係、ガソリン代など、印刷関係、文具・消耗品・コピー代など」とした。

 ただ、人件費として計上された計約1005万円については、「非常勤職員の人件費」としていたが、詳しい内容は示さなかった。

 太田農水相は問題発覚直後の今月26日に、大まかな説明を行っただけで、詳しい内訳については「分からないが、調べて公表したい」としていた。しかし、29日の再釈明でも、細部については、はっきりしない部分も残った。

 こうした釈明を裏付ける領収書について、太田農水相は「一部ないものもある」と、改めて説明。どれだけの領収書がそろっているか、注目される。

 太田農水相側は26日の会見以降、経費についてほとんど追加説明を行わなかったが、その一方で、公務の一部予定をキャンセルして、中里秘書官らと経常経費について打ち合わせを行うなど、再釈明の準備を進めていた。
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by deracine69 | 2008-08-29 12:42 | 政治  

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