【福田退陣】どうなる総裁選

9月1日23時31分配信 産経新聞

 福田康夫首相(自民党総裁)の突然の辞任表明を受けて、自民党はただちに「ポスト福田」選出作業に着手する。数日以内に総裁選挙管理委員会が開かれ、総裁選日程が決まる。後継総裁候補としては、麻生太郎幹事長らの名前が挙がっているが、小池百合子元防衛相、町村信孝官房長官、鳩山邦夫前法相らが立候補する可能性もあり、情勢は混沌としている。

 自民党の総裁公選規程によると、今回のように総裁が突然辞任した場合には、総裁選が実施される。また、緊急を要する場合には、党大会に代わる両院議員総会でも選任できるが、今回は総裁選が実施される見通しだ。

 総裁選立候補には、候補者本人を除く党所属国会議員20人の推薦が必要。投票は、現在の国会議員387人(河野洋平衆院議長と山東昭子参院副議長を除く)と、各都道府県連3人の計528票を争う。都道府県の持ち票については、その地域の党員・党友が投じた票数に応じて、各候補に割り当てられる。開票の結果、過半数を獲得した候補者がいない場合には、上位2人の候補について、国会議員だけによる決選投票を実施する。

 後継首相を選ぶ自民党総裁選は国民的に知名度が高い麻生太郎幹事長を軸に展開されそうだ。ただ公明党は「麻生首相」を歓迎する向きが強いものの、自民党内には「麻生氏でも次期総選挙は厳しい」(中堅)との声もくすぶるなど「麻生後継」で一枚岩ではないのが実情。党内には、麻生氏への対抗馬に小池百合子元防衛相を推す勢力もあり、「短期決戦」の嚀帰趨(きすう)はなおも予断を許さないといえる。

 衆院の任期まで1年を残しているが、自民党内には「解散時期を先延ばしすればするほど選択の幅が狭まり、野党に追い込まれて解散となる」(閣僚経験者)と見方も根強い。公明党も来年夏に予定されている東京都議選への十分な準備期間を確保すべく年末・年始の解散を模索しており、自民党内では今後、国民の間で後継首相の「ご祝儀ムード」の冷めやらぬ間に衆院選に打って出る空気が加速する可能性がある。
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by deracine69 | 2008-09-01 23:31 | 政治  

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