小泉路線の見直しか、復帰か 「福田後」の焦点

2008年9月2日1時39分 朝日新聞

 「福田後」の政権は、小泉政権が掲げた「構造改革路線」の見直しを一層進めていくのかどうかが焦点になる。

 小泉政権は規制緩和や郵政民営化に取り組み、歳出削減による財政健全化を進めた。

 だが、昨年夏の参院選での与党大敗後、所得格差の広がりなどが指摘され、揺り戻しが始まった。福田政権ではタクシー業界の新規参入制限など規制強化も出始めた。

 財政運営では福田首相は財政健全化路線の継続を強調してきた。ただ、2011年度に国・地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化させる健全化目標は与党の歳出増圧力や景気減速による税収減で達成が難しい。

 後継首相の有力候補である自民党の麻生太郎幹事長は減税や財政出動で景気を刺激する政策が持論で、「脱・小泉路線」が強まりそうだ。

 一方、自民党の中川秀直元官房長官ら「上げ潮派」は規制緩和を主張。経済成長を促し、増税せずに税収自然増による財政再建を主張する。

 与党内では景気対策のための財政出動を求める声もある。成長戦略や財政健全化の道筋を示せるかが問われる。
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by deracine69 | 2008-09-02 01:39 | 政治  

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