この自民別動隊はまだ膨らむのか

2008/9/1 10:00 日刊ゲンダイ

●切り崩しにはン十億円の工作資金が必要

 参院民主党などの5人が新党結成に走った。前々から、総務会長だった二階経産相が進めてきた「参院野党切り崩し」の一環だが、“自民党別動隊”に走る議員は他にもいるのか。そこが焦点だ。

 自民党の幹部たちは、「これは第1弾と聞いているよ」「後から振り返ったら、あそこで歴史が動いたとなるんじゃない」なんて意味深な発言をしている。だが、民主党内に危機感はなく、逆にこんな声が上がっている。

「こちょこちょやっていた連中がやっと出て行ってくれてスッキリした」「これで、かえって党内はまとまる」「『改革クラブ』という名前らしいけど、改革と程遠い人ばかり。『新党はきだめ』じゃないの」

「5人の中に姫井由美子が入っていたのが意外ですが、例の不倫スキャンダルで民主党内に居場所がなくなっていた。ほかの4人は予想されたメンバー。反党行為を繰り返してきた渡辺秀央や大江康弘が民主党内でいろいろと画策したが、これ以上は集まらないから、あきらめて飛び出したわけです」(政界事情通)

「これで打ち止め」というのが永田町の大方の見方だ。政治評論家の有馬晴海氏が言う。

「自民党は、与野党逆転の参院を再逆転させたくて、この1年近く、多数派工作を続けている。過半数さえ確保できれば、政権安泰、解散引き延ばしも可能ですからね。この5人に続いて狙うのは、残る民主党内の不満分子数人と国民新党の参院議員4人あたりでしょうが、解散・総選挙も迫っている時期だけに、苦しい。選挙後は自民党が、野党に転落している可能性もあるわけですからね」

 過半数に足りない12、13人の参院議員を引き抜くには、「1人2億円の実弾が必要」なんていわれている。今回の「改革クラブ」が膨れるとすれば、自民党がン十億円を用意できた場合だけだ。
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by deracine69 | 2008-09-01 10:00 | 政治  

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