<元農相政治団体>松岡氏自殺後も人件費1億円 07年

9月13日15時1分配信 毎日新聞

 不透明な事務所費支出が問題となった松岡利勝元農相の政治団体が、本人の自殺(07年5月)後も解散せず、人件費として07年に1億円もの経費を計上していたことが分かった。事務所は人件費の詳細について具体的な説明をしていない。

 資金管理団体だった「松岡利勝新世紀政経懇話会」は7月に「新世紀政経懇話会」と名称を変え、それまで事務担当者だった女性が代表者に就任した。事務所も東京都千代田区の議員会館から杉並区にある女性の自宅マンションに移った。

 07年分の政治資金収支報告書などによると、懇話会は松岡氏の死後、松岡氏の議員活動を記録したDVD制作費として、元側近の関連会社とみられる業者に2835万円を支出していた。さらに1年間に人件費として1億1229万円(06年は2460万円)を、事務所費として2488万円を支出していた。その結果、パーティーや寄付などで集めたとみられる資金2億5397万円(07年1月現在)は、年末には2212万円に減った。

 代表者の女性は「事務所のスタッフはいない。対応は弁護士に任せている」と説明。その弁護士に人件費を支払ったスタッフの人数や事務所の活動実態について取材を申し込んだところ、「解散するための残務をしているところであり、必要な手続きは法令に従って適正に行っている」と文書で回答した。それ以上の具体的な説明はなかった。

 総務省によると、政治家が死亡したり引退したりした場合、政治団体の解散は義務付けられておらず、政治資金の処理は政治団体関係者に任されている。後継者に引き継いだり、所属政党などに寄付するのが一般的だという。【日下部聡、神澤龍二】
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by deracine69 | 2008-09-13 15:01 | 政治  

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