太田農水相、福田首相に辞表提出 白須次官は更迭 後任に井出林野庁長官

9月19日11時6分配信 産経新聞

 太田誠一農林水産相は19日、カビ毒や基準値を超える農薬などで汚染された事故米の不正転売問題にからみ、辞任する意向を福田康夫首相に伝え、受理された。汚染米をめぐる混乱は、所管する農水省トップの責任問題に発展した。

 また、同日午前の閣議で白須敏朗事務次官の引責辞任を了承し、後任の事務次官には井出道雄・林野庁長官をあてる人事を決めた。白須次官は同省の対応が混乱を招いたとして、事実上の更迭となる。

 同日午前の閣議後会見で太田農水相は「事故米の社会的大きさにかんがみ、農水相を辞職する決意を固めた」と述べ、汚染米問題での行政としての責任を明確化する考えを示した。首相からは「(辞表は)預かっておく」といわれたという。

 農水省は、米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)などによる汚染米問題にからみ、白須次官が11日の記者会見で「一義的には(不正転売した)企業に責任があると考えている。私どもに責任があると考えているわけではない」と発言。これをうけて、町村信孝官房長官は12日、白須次官を官邸に呼び「(農水省に)責任がなかったかのような発言が問題を増幅している」と厳重注意していた。

 農水省は三笠フーズなど業者に対する立ち入り調査の際、事前に業者側に検査時間を通告したことで、不正転売を見抜けなかったとして、監視態勢の不備を認めている。

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 太田誠一(おおた・せいいち)氏 昭和43年に慶大卒業後、福岡大助教授などを経て55年に衆院初当選。当選8回。62歳。自民党古賀派所属。総務庁長官、党人権問題等調査会長などを経て今年8月から現職。

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 井出道雄氏(いで・みちお)東大法卒。昭和50年農林省入省。畜産部長、総括審議官、経営局長、官房長を経て平成20年1月林野庁長官。58歳。


「ひどい農水相だった」社民・福島党首 太田誠一農水相の辞任で
9月19日12時27分配信 産経新聞

 社民党の福島瑞穂党首は19日、太田誠一農水相の辞任について「短い在任期間で印象に残るのは事務所費問題と『消費者がやかましい』『じたばた騒いでいない』の失言だけ。あまりにひどい。自民党政治の無責任さの象徴だ」と批判した。国会内で記者団に述べた。
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by deracine69 | 2008-09-19 11:06 | 政治  

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