水戸市議ブログは中傷? 他の議員が批判、削除受け入れ

2008年9月25日8時14分 朝日新聞

 水戸市議会で政治倫理条例案を議論する議会改革調査特別委員会(小松崎常則・委員長)をめぐって24日、議案を提出した玉造順一議員(民主・社民フォーラム)が自分のブログ(インターネットの日記)で条例案にまつわるやりとりを紹介したことに、条例案の慎重派議員らから批判が挙がり、議論は6時間空転した。玉造氏はブログを削除すると妥協し、特別委は始まったが、議員のネットによる情報発信に自粛ムードが広がる恐れもあり、今後、波紋が広がりそうだ。

 条例案には、工事などの契約にとどまらず、物品納入や保育所の入所など許認可にかかわることに、議員が影響力を行使しないことなどが盛られていた。

 問題になったのは、玉造氏が特別委への傍聴を市民へ呼びかけた20日のブログ。玉造氏は「条例の共同提出者になってもらおうと各会派を回ったときに(建設業者に関係する)ある議員からこんなことを言われました。『こんな議案を出すならケガ人を出すからな』『ウチの社員と家族をどうしてくれるんだ!』」と難航した経緯を記した。

 この文言に対し、市議会会派「創政弘道会」の会長、松本勝久議員が各会派の代表者会議を開くよう伊藤充朗議長に申し入れ、午前10時半から休憩を5回はさんで約6時間、ブログの削除と訂正、おわび文の掲載についての議論が続いた。

 松本氏は政治倫理条例案に賛成していない議員への中傷行為だとして「市議会に不名誉なこと。懲罰を求める」と要求し、村田進洋議員(創政弘道会)も「議員の名誉として倫理以前の問題」と批判した。玉造氏はブログで、会話した相手の実名は伏せたが、「人物がある程度特定できる」との懸念も挙がった。

 一方、野村真実議員(葵政友会)は「書かれたことが事実だとすれば、このことの方が問題」と発言。玉造氏と一緒に共同提出者の署名集めをしたという川崎篤之議員(民主・社民フォーラム)は「署名をお願いにいき、(自分も)恐怖感を覚えた」と玉造氏を援護した。

 議論は平行線をたどったが、結局、玉造氏が(1)ブログの関係部分を削除(2)議長あてのおわび文をブログに掲載、を検討することで折り合った。特別委は午後4時45分にようやく始まり、条例案は、退席した創政会の高橋丈夫議員を除く全員が賛成して可決した。(北崎礼子)
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by deracine69 | 2008-09-25 08:14 | 政治  

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