麻生首相、事態拡大にも沈黙=与党に不満の声

2008/09/27-23:54 時事通信

 中山成彬国土交通相が問題発言を連発し、辞任に追い込まれた中で、麻生太郎首相は27日、今後の対応について一切発言せず、沈黙を貫いた。自民、民主両党が雌雄を決する次期衆院選を目前に控え、「失言閣僚」を放置して事態を拡大させたことで、任命権者としての首相の責任が問われることは間違いない。

 首相は同日未明、国連総会での演説のため訪問していた米ニューヨークから帰国。午後には首相官邸に入り、29日に行う所信表明演説の勉強会に臨んだ。この後官邸を出る際、発言の受け止めや進退の取り扱いについて、記者団が質問したが、首相は無言のまま車に乗り込んだ。

 勉強会に同席した河村建夫官房長官によると、国交相の発言について、首相は困惑したように「うーん」とうなるばかりだったという。 

 国交相が25日に一連の発言をし、翌日に本人が撤回、謝罪した時点では、首相は国交相を擁護する意向だったようで、官邸筋は「首相は、謝ったのならいいのではないかと考えている」と語っていた。また、自民党内には「首相が国交相に直接会って厳重注意し、事態収拾を図るべきだ」(幹部)との声もあった。

 しかし、事態は沈静化に向かうどころか、国交相は27日にも「日教組はがん」などと問題発言を重ね、擁護の余地はなくなった。衆院選への悪影響を懸念する与党内では、首相批判も出始め、自民党中堅は「首相はなぜあんな人を閣僚に選んだのか」と吐き捨てるように語った。
[PR]

by deracine69 | 2008-09-27 23:54 | 政治  

<< 民主、京都で衆院選候補2人を発... 小沢氏は「暗い」=太田公明代表 >>