政調費で料理本など購入 川越市議数人 領収書に書名なく

2008年9月9日 東京新聞
江田肇 若海保
 複数の川越市議が政務調査費でゴルフや料理、資格取得などの本を購入していたことが八日、川越市民オンブズマンの調査で分かった。同市議会は政務調査費に関するガイドラインで、購入書籍の領収書には書名を記入することになっているが、これらについては記載がなかったという。

 同オンブズマンは、書名の記載がなかった領収書について購入書店で調査したところ、市議の一人が「頭がいい人のゴルフ習慣術」(七百五十六円)を今年一月に購入していたことが判明した。別の市議は料理本「缶詰・乾物・冷凍食材のおかず」(八百九十円)や資格ガイド「第一種衛生管理者」(千二百円)などを政務調査費で購入。年間約三十五万円分の書籍を購入しながら、大半が書名を領収書に記入していなかった市議もいるという。

 ゴルフ本を購入した市議は取材に「ほかの本に交じって請求してしまったのだと思う。調査費は返還する」としている。料理本などを購入した市議は「一人暮らしのお年寄りに(料理について)教えられるよう購入した」などと説明している。

 同オンブズマンの塚本千恵子さん(55)は「市政に関する調査、研究とは到底思えず、本人の趣味ではないか」と指摘。三十五万円の書籍代についても「こんなに買う必要があるのか。図書館などを利用するべきだ」とし、書名が明記されていない分について、政務調査費を返還するよう求める住民監査請求をする方針という。 (山口哲人)


県議会「最も期待はずれ」は埼玉 オンブズマン調査
2008年9月8日6時37分 朝日新聞

 全国市民オンブズマン連絡会議が発表した都道府県や政令指定市、中核市の議会の「期待はずれ度」ランキングで、都道府県議会のうち埼玉県議会が「ワースト1位」となった。県議会では各会派の議案に対する賛否を公表していないことなどを挙げ、「埼玉県議会がワースト1になったのは、議会や議員が何をしたのか『結果』の透明性が低かったから」としている。

 ランキングは、同会議が今年5~6月、47都道府県、17政令指定市、39中核市の議会を対象に行ったアンケートから作成。政務調査費の支給額や領収書添付の有無、委員会の議事録を作成しているかなどを尋ね、回答により得点をつけて評価した。

 県内では県議会と政令指定市のさいたま市議会、中核市の川越市議会の3議会が評価された。満点は29ポイントだが、県議会は3.2ポイントで都道府県議会のうち最下位。ワースト2は福井、佐賀の両県議会の4.2ポイントで、3ポイント台は埼玉だけ。

 本会議などで登庁した際に、交通費などとして支払われていた費用弁償がないさいたま市議会は、9.8ポイントで17政令指定市のうち6位。川越市議会は5.2ポイントで39中核市のうち31位だった。

 同会議事務局長の新海聡弁護士は「都道府県議会で最も得点が高かった長野県議会(15.0ポイント)と埼玉県議会の違いは、『結果』の透明性による」と話す。長野も埼玉も議会での質問を県側に事前通告するなど、「意思形成の部分については、どの議会も差はなく、悪い」という。

 ただ長野は委員会での全発言を議事録に載せているのに、埼玉は要約だけであったり、長野は議案に対する各会派・議員の賛否を公表しているのに埼玉は公表していなかったりと、「議員が何をしたのかを示す『結果』の透明性が低く最下位になった」と指摘する。

 新海弁護士は「意思形成についても、結果の透明性についても悪い議会がどんなものか、まず県民が傍聴してみて、議会の改革を促してほしい」と話している。

 県議会は今年、県政調査費(政務調査費)の公開など議会改革に向けて多数会派による「議会あり方研究会」を立ち上げ、協議を始めたばかり。今回のランキングについて深井明県議会議長は「議会あり方研究会で改革を協議してもらっており、現時点ではコメントできない」と話している。(藤井裕介)

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by deracine69 | 2008-09-09 23:59 | 政治  

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