悪性リンパ腫で死亡の原発労働者、厚労省が労災認定へ
10月4日11時30分配信 読売新聞原子力発電所で働いた後、悪性リンパ腫で死亡した男性について、厚生労働省の検討会は原発での被曝(ひばく)との因果関係を認める方針を固めた。
これを受け、厚労省は近く、この男性の労災を認定する見通し。原発労働者の労災認定は、白血病や多発性骨髄腫で認められたケースはあるが、悪性リンパ腫では初めて。
この男性は、05年3月に悪性リンパ腫で亡くなった沖縄県うるま市の喜友名(きゆな)正さん(当時53歳)。喜友名さんは1997年から2004年まで全国各地の原発で検査業務に従事していたことから、05年10月、遺族が大阪市の淀川労働基準監督署に労災申請した。しかし、労災認定基準の対象疾患に悪性リンパ腫が含まれていないことを理由に申請が認められなかったため、大阪労働局に不服を申し立てていた。これについて、厚労省は「慎重に検討する必要がある」と判断し、昨年秋から本省の検討会で協議を重ねていた。
by deracine69 | 2008-10-04 11:30 | 社会