中国冷凍インゲンから基準3万倍の殺虫剤、主婦一時入院

10月15日1時29分配信 読売新聞

 冷凍食品大手「ニチレイフーズ」(東京都中央区)が輸入した中国産冷凍インゲンから、食品衛生法の残留農薬基準(0・2ppm)の3万4500倍の有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が検出されたことが14日、東京都の検査でわかった。

 この商品は、大手スーパーのイトーヨーカドーの系列店で「いんげん」(250グラム)として販売されており、厚生労働省や都福祉保健局は、輸入したニチレイフーズや販売店に商品の回収を要請した。

 都によると、今月12日午後9時30分ごろ、八王子市内の50歳代の女性が、この商品を使ってバターいためを作り、味見をしたところ、石油のようなにおいや舌のしびれ、胸のむかつきを感じて吐き出した。女性は町田市内の病院で診察を受けて一晩入院して13日に退院した。その後、目立った健康被害は出ていないという。

 都健康安全研究センター(新宿区)が調理に使わなかった同じ商品を分析したところ、14日夜、食品衛生法で残留農薬基準を0・2ppmと定めているジクロルボスが、最大6900ppm検出された。また調理済みのものからも、4100ppmが検出された。ただ、店頭にあった別の1袋を検査したところ、ジクロルボスは検出されなかった。

 女性は八王子市内のイトーヨーカドー南大沢店で商品を購入。賞味期限は「2010年1月7日」で、都によると、製造年月日は賞味期限の約1年半前という。

 ◆ジクロルボス=有機リン系の殺虫剤。ハエやゴキブリを駆除する室内用殺虫剤の成分にも含まれ、吸い込んだり、皮膚に付着したりすると神経障害を起こす恐れがある。中国製冷凍ギョーザによる中毒事件でも、今年2月、福島県内で販売されたギョーザの皮から、残留農薬基準を上回る量が検出されている。

Links:安全・安心への3つのお約束 (ニチレイフーズ)
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by deracine69 | 2008-10-15 01:29 | 社会  

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