グアンタナモ収容所の閉鎖、次期政権に先送り 米国防長官

10月22日8時37分配信 産経新聞

 【ワシントン=有元隆志】ゲーツ米国防長官は21日、キューバのグアンタナモ米軍基地に設置されているテロ容疑者収容所について、ブッシュ政権中の閉鎖は見送り、次期政権に判断を委ねる考えを示した。ロイター通信などが伝えた。

 ゲーツ長官は現在約270人のテロ容疑者らが収容されている同収容所について、「世界で最もよく運営されている収容所の1つだが、米国にとってマイナスの存在となっている」と語った。

 そのうえで、閉鎖するためにはテロ容疑者の処遇に関する新たな立法措置が必要との認識を示し、来年1月に迫ったブッシュ政権の任期中に実現することは難しいとの見方を示した。

 グアンタナモ収容所は2001年の米中枢同時テロ後、国際テロ組織アルカーイダやアフガニスタンのイスラム武装勢力タリバンのメンバーらを拘束するための施設として開設された。ただ、人権保障が不十分との批判が人権団体などから出ていた。

 ゲーツ長官は2006年12月の就任後から同収容所の閉鎖の必要性を訴えていたが、ブッシュ政権内ではテロ容疑者の米国移送への反対論が根強く、これまで実現しなかった。

 次期大統領候補の民主党のオバマ上院議員、共和党のマケイン上院議員ともに、同収容所の閉鎖を主張している。
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by deracine69 | 2008-10-22 08:37 | 北米・中南米  

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