星野氏WBC監督就任を固辞 娘の「心労」入院も明らかに

10月22日23時9分配信 産経新聞

 北京五輪野球日本代表監督の星野仙一氏は、来年初旬に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の監督について「たとえ万が一にもわたしがお引き受けすることはありません」と述べ、就任の要請があっても固辞する考えを公式ホームページで明らかにした。

 星野氏は「最近の騒ぎを見ていると、やはりこれはもう一度、わたしの口からもなにか話をしておいた方がいいのではないか」としたうえで「仮にも、たとえ万が一にもわたしがお引き受けすることはありませんと、重ねてそうお伝えしておきたい」と述べ、監督就任を固辞することを表明した。

 星野氏は「去年オリンピック代表監督に就任する前後から、球界の主だった一部の人たちからは間接的にではあるけれど、結果はどうあれ引き続いてWBCの監督も、という話はあった」とした上で、「現在のこうした否定的な世論やメディアのなかでたとえやったとしても決して盛りあがることはないだろうし、またそうした支持がなかったら成功なんかするわけもない、球界がひとつになることもままならないだろう」と固辞する理由を説明。

 さらに、バッシングが家族に負担をかけていることを訴え、「しばらく連絡がないので上の娘の家に電話をすると、口止めをされていたのだろうが孫の口からぽろりと娘が、つまり心労で『ママが入院している』という話を聞く」と娘が心労から入院していることを明かし、「これ以上はもう家族を巻き込むことはできないという気持ちになった」と語っている。

 WBC監督の選考をめぐっては、プロ野球の加藤良三コミッショナーや王貞治氏らからなるWBC体制検討会議が星野氏を中心に監督選考が進められていたが、主力と目されるイチロー選手(マリナーズ)が「(惨敗の)北京(五輪)の流れから(WBCを)リベンジの場ととらえている空気があるとしたら、チームが足並みをそろえることなど不可能でしょう」とコメント。事実上、星野氏の監督就任に難色を示したのに続き、エースとして期待される松坂大輔投手(レッドソックス)が「(WBCを)北京五輪のリベンジの場にしてほしくない」と同調するなど、星野氏の監督就任への批判ともとれるコメントをしていた。

 こうした主力選手の意思表明について、星野氏は「WBCの戦いはその規模やレベルから見てオリンピック以上のむずかしい、厳しいものになることは誰もが知っている。リベンジなどという軽々な考え方も見方もはさまる余地がないことぐらい、当事者になれば誰もがわかってくることだ」と反論した。
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by deracine69 | 2008-10-22 23:09 | スポーツ  

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