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イチローら「北京のリベンジ」批判に悔しさにじませ反論 星野氏

10月23日0時26分配信 産経新聞

 自身の公式ホームページで22日、WBC監督就任を固辞する考えを示した星野仙一氏は、イチロー選手ら主力選手らの、WBCは北京五輪のリベンジの場ではない、との批判について言葉を強めて反論し、悔しさをにじませた。

 WBCの監督選考をめぐっては、プロ野球の加藤良三コミッショナーと王貞治前ソフトバンク監督らがWBC体制検討会議で検討していた。しかし、出席者の野村克也楽天監督が星野氏を中心に選考が進んでいることを明らかにすると、選手の間から意見表明が相次いだ。

 前回大会の主力メンバーだったマリナーズのイチロー選手は「惨敗の)北京(五輪)の流れから(WBCを)リベンジの場ととらえている空気があるとしたら、チームが足並みをそろえることなど不可能でしょう」、同じくエースとして活躍した松坂大輔投手(レッドソックス)も「WBCを)北京五輪のリベンジの場にしてほしくない」と述べ、星野氏の監督就任に事実上、強い難色を示していた。

 こうした選手レベルの意思表明に対し、星野氏は「WBCの戦いはその規模やレベルから見てオリンピック以上のむずかしい、厳しいものになることは誰もが知っている」と述べ、「リベンジなどという軽々な考え方も見方もはさまる余地がないことぐらい、当事者になれば誰もがわかってくることだ」と強い言葉で「星野氏のリベンジ」批判を否定、悔しさをにじませた。

 一方で、五輪前後から、球界から結果にかかわらずWBC監督就任を期待する声があったことに触れながら、五輪以降の「犯罪者扱いのような批判やバッシング」の中で「わたしを押してくださる人がたとえいてくれるとしても、これは(監督就任)とてもむずかしい話でしかなかった」と述べるなど、監督就任への未練ものぞかせた。

by deracine69 | 2008-10-23 00:26 | スポーツ  

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