民主・山岡氏側へ55万円 マルチからの献金返還へ

2008年10月23日3時3分 朝日新聞

 民主党国会対策委員長の山岡賢次衆院議員(65)=比例北関東=側が、東京都港区内のマルチ商法企業から今年受け取った献金など55万円を返したいと22日に申し出たことが関係者の話で分かった。うち10万円は、山岡議員の名を借りて同企業の式典に花輪を出した謝礼だった。花輪の名義貸し料は「花代」とも呼ばれ、政治家の場合は業者負担が慣例化していたという。

 山岡議員は、同党を離党した前田雄吉衆院議員が所属していた業界擁護の議員連盟で会長や顧問を務めていた。会員向けの講演などのほか、業界誌でも活動や主張が紹介されている。

 関係者によると、マルチ企業の創立記念式典は、千葉県木更津市内のホテルで今月7日にあった。山岡議員名の花輪は会場に飾られたが、議員本人は出席しなかったという。この企業は、約40業者が会員になっている業界の政治連盟「ネットワークビジネス推進連盟」の幹部企業だった。

 名義貸し料の入金先について、山岡議員の事務所は式典後、企業側に対して、ある会社の口座に振り込むよう指定してきたという。このため、同マルチ企業は指定された通り、その口座に10万円を振り込んだという。

 関係者によると、花代のほか、同企業は今年1~9月、山岡議員が代表を務める「民主党栃木県第4区総支部」に毎月5万円を献金していた。この献金と花代について、山岡議員の事務所から22日、返金するとの連絡が同企業にあったという。同企業は朝日新聞の取材に「申し出があったのは事実だ」と認めた。

 同総支部の政治資金収支報告書によると、同企業は05年にも10万円を献金。翌年は9回にわたって計50万円を献金していた。07年に同企業が都内のホテルで開いた創立記念式典でも、来賓として山岡議員が祝辞を述べていた。

 業界関係者は「この世界で『花を出させてください』というのは、カネをくださいって意味なんですよ」と、花代という形の資金提供が常態化していると証言した。

 山岡議員は、朝日新聞記者が国会議事堂で取材を申し入れたが拒否。同議員の事務所からも22日夜までに質問状への回答はない。
[PR]

by deracine69 | 2008-10-23 03:03 | 政治  

<< タイの新聞、強姦関連記事が急増 体制検討会議への批判も=WBC... >>