日刊ゲンダイ本紙だけが知っている“5つの疑惑”

2008年10月26日10時00分 ゲンダイネット

●河村官房長官事務所費問題

 日刊ゲンダイ本紙スクープで火がついた事務所費疑惑に、河村建夫官房長官が「整理でき次第、領収書を公開する」と大見えを切ってからはや3週間。いまだ約束を果たそうとしないが、それもそのはず。河村の疑惑は底ナシで、事務所も逃げ惑っている。

 東京・平河町、地下鉄「永田町」駅から徒歩5分ほどの距離にある住居用マンション。この1室を、03年に河村の政治団体が「主たる事務所」として届け出ていた。当時、この部屋には河村の秘書が妻と住んでいた。同じ建物に住むマンションの女性オーナーは、こう証言する。

「秘書の方が『国会が近くて便利だ』と話していたのを覚えています。政治団体? そんなものはなかったわ。政治活動も河村さんが出入りすることもなかった。何かの間違いじゃないの」

 この部屋には、事務所費疑惑の政治団体「建政会」「建隆会」「国民政経同友会」のほか、「建竜会」「内外政経研究会」と、5つもの団体が「主たる事務所」を置いていた。事務所費や人件費として計957万円の経費を計上したが、何に使ったのか。

●面積5倍で、光熱水費25万円減

(1)秘書宅が事務所で、活動実態は不透明。

 辞任した太田元農相とまるで同じだ。

 さらに、部屋には前出の秘書や河村の長男が役員欄に名を連ねるコンサル会社が同居していた。同じ部屋だった以上、光熱費や家賃など政治団体の経費の一部を肩代わりしたとみるのが自然だ。

(2)その場合は寄付行為となるが、そのような記載は収支報告書に見当たらない。

 翌04年に、河村の政治団体は神田神保町の高級マンションの1室に「主たる事務所」を移転。計732万円の経費を計上していた。

(3)このマンションは管理規約で「事務所」の使用が禁じられている。

 隣人も「建物の完成時から住んでいるが、隣室に政治団体の事務所としての実態はなかったと思う」と打ち明ける。

 一番町にある元公設秘書の70代女性の“別宅マンション”に事務所を移したのは、05年のこと。

(4)神保町の1室から約5倍も床面積が広がったが、奇妙なことに年間の光熱水費は計25万円も減っていた。

 こうした不透明な政治団体の支出は、07年までの5年間で計約3888万円にも上る。

●常に不在の秘書官

 一連の疑惑は、河村の長男が政治団体すべての代表時代の出来事だ。そこで現在、河村の秘書官を務める長男に何度も連絡を重ねたが、常に不在。官邸内の官房長官室のスタッフは「秘書官が“政務”で出払う時は、携帯電話にも連絡できない」と繰り返した。以下、日刊ゲンダイ本紙記者との一問一答。

――“政務”とは、どんな仕事を指すのか。

「『事務』以外のすべてです」

――事務以外なら、家で寝てても“政務”となるのか。

「そうとらえていただいても構いません」

 秘書官は税金で給与が保証された国家公務員の特別職である。

(5)長男にマトモな勤務実態はあるのか。

 河村事務所にも取材を申し込んだが、「運転手」や「留守番」を名乗る人物が入れ代わり「私では対応できない」と語るばかり。質問書を送付しても、ナシのつぶてだった。こんな対応では、内閣のスポークスマンを務める資格はない。メディアも野党も、内閣ナンバー2の疑惑を中途半端に終わらせてはダメだ。
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by deracine69 | 2008-10-26 10:00 | 政治  

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