ニューウォーター (にゅーうぉーたー)

-国際関係 -2008年10月22日

シンガポールが自国で水を供給するために下水を利用して作っている水。シンガポールは東京23区より少し大きい程度の面積であるが、1965年に独立して以来、飲料水の確保に頭を悩ませていて、隣国のマレーシアからパイプラインで輸入を行っている。独立当時の水の自給率は10~20%程度だったが、現在は60%程度にまで上がっている。しかし、シンガポール当局はそれをできるだけ100%に近くしたいとしている。水を輸入する限り生命線を握られているのとかわりないと考えているのである。そのために巨大な湾を堰で締め切り、貯水池に変える計画が始動している。熱帯地方のシンガポールでは雨期に大量のスコールが降る。年間の平均降水量は日本の約1700ミリリットルを超える2700ミリリットルであり、それがそのまま海に流れ出すのはもったいないということから貯水池造成を進めている。また台所やトイレからの排水を下水処理し、再利用する取り組みも2002年から始められ、「ニューウォーター」と名付けられている。利用者の心理的抵抗を考慮して、上水には直接混入せず、工業用水に利用するとともに貯水池などに戻す。

[ 新語探検 著者:亀井肇 / 提供:JapanKnowledge ]
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by deracine69 | 2008-10-22 23:59 | アジア・大洋州  

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