米新聞発行部数 半年間で大幅減

10月28日18時48分配信 産経新聞

 【ニューヨーク=長戸雅子】今年4月から9月までの米主要紙の発行部数が前年同期に比べ、大幅に減っていることが新聞雑誌部数公査機構(ABC)が27日発表した統計で明らかになった。ABCによると、日刊紙507紙の発行部数(速報値)は3816万部で前年同期の4002万部から4・6%減少した。

 読者、広告とも新聞紙からインターネットの電子版に移行、ネット広告の単価が紙面より安いことや不動産広告の低調を受けて広告収入が全体的に減少したことが部数減の主因になっている。発行部数の多い上位25紙のうち、16紙が5%超減少した。

 発行部数全米1、2位のUSA TODAY、ウォールストリート・ジャーナル両紙は前年同期比でそれぞれ170~120部増の229万3310部、201万2000部と横ばいだが、ニューヨーク・タイムズ紙は同3・58%減の100万665部、ロサンゼルス・タイムズ紙は同5・20%減の73万9147部、ワシントン・ポスト紙は同1・94%減の62万2714部。

 度々、人員削減を行っているシカゴ・トリビューン紙は7・75%減の51万6032部となった。

 AP通信は「中核となる読者層に、より焦点をあてることが広告価値をあげることにもなる」と各紙が個性を持つ必要があるとの米新聞協会幹部の指摘を紹介する一方、経費節減のため大幅な人員削減を行ったり、ページ数を減少させたりしたことが「紙面の質の低下を招いて部数減につながった」との危惧(きぐ)を示す専門家の見方も伝えた。
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by deracine69 | 2008-10-28 18:48 | 北米・中南米  

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