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自民には田母神氏擁護も

11月11日15時46分配信 産経新聞

 自民党の国防関係合同部会が11日午前、開かれ、歴史認識に関し政府見解と異なる論文を公表して更迭された田母神俊雄前航空幕僚長を擁護する意見が相次いだ。

 防衛省側が歴史教育の在り方を見直す考えを示すと、衛藤晟一参院議員は「歴史認識を教育するなんてことを言ってもらったら困る」と批判。岩永浩美参院議員は「田母神氏の持論がなぜ悪いのか分からない」、土屋正忠衆院議員は「(防衛省が)歴史観を対象に懲戒処分しようとしたのは問題」と反発した。

 一方、河村建夫官房長官は同日午前の会見で、田母神氏の論文について「極めて不適切だ。意見開陳の場所、立場をわきまえないものだった」と改めて批判した。

  【田母神氏招致・詳報<完全版>】田母神氏「論文いささかも間違っていない」

                   ◇

 ≪田母神前空幕長参考人質疑(要旨)≫

 【論文に関する見解】

 村山談話の見解と私の論文は別物だ。村山談話は具体的にどの場面が侵略だとか全く言っていないので、私は村山談話と違った見解を書いたとは思っていない。(集団的自衛権を認めるなど)特にそこまでは訴えていないが、今はもう(憲法を)改正すべきだと思っている。国を守ることについて、これほど意見が割れているようなものは直した方がいい。

 「日本の国はいい国だった」と言ったら解任をされたのは変だ。「日本の国が悪い国だ」という人を(役職に)就けなさいということですから。

 【更迭に対する考え】

 私は村山談話と異なる見解を表明したことで更迭されたということだが、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から、大臣が「見解の相違がある」「不適正である」と判断をされて、解任をするというのは政治的に当然だと思う。私は、私の書いたものがいささかも間違っているとは思っていないし、日本が正しい方向に行くためには必要なことだと思っている。

 村山談話を公然と批判したことはなく、論文でも触れていないが、航空幕僚副長が(辞任の意思確認を)言ってきたときに、私は「自衛官にも当然、言論の自由は認められるはずだから、それが村山談話で制約されるということではないと思っていた。私のどこが悪かったか、(懲戒手続きで)審理してもらった方が問題の所在がはっきりする」と答えた。審理ではわれわれにも表現の自由、言論の自由が許されていると主張するつもりだった。

 (以前に同様の論文を発表しながら、初めて問題になったのは)今回は多くの人の目について、マスコミなどで騒がれたからではないかと思っている。

 【懸賞論文への空自隊員の応募】

 航空幕僚監部の教育課長にこういうものがあると紹介した。私が(応募を)指示したように言われるが、私が指示をすればその程度(94通)ではなく、1000を超える数が集まる。

 【アパグループとの関係】

 今年6月2日のアパグループの出版記念行事には公用車で行った。休暇は取っていない(防衛省は代休を取ったと説明)。資金提供などは一切受けていない。

by deracine69 | 2008-11-11 15:46 | 政治  

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