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プレッシャー、最後はグチ…“閉鎖”星野ブログの変遷

2008年11月18日 17時00分 夕刊フジ

 北京五輪の野球日本代表監督を務めた星野仙一氏(61)が17日、自身のホームページ(HP)閉鎖を宣言した。中日監督時代から13年間続けてきた『星野仙一のオンラインレポート』で、星野氏は「ユニホームを着る予定もなく身辺もようやく静かになってきたこのところで、このホームページもひとまず終止符を打つことにしましょう」などとつづった。

 北京五輪前には「グレートな選手ばっかり」など勢いのいい言葉がならんだブログも、五輪惨敗後は、マスコミ批判や後ろ向きな発言に終始。「火ダルマになっているおれがなんでまた“火中の栗”を拾うような…」「たとえ万が一にもわたしがお引き受けすることはありません」とWBC監督固辞を表明したことで注目されたHPの変遷を追ってみた。

 【07年9月14日・親交のある安倍晋三首相(当時)の辞任に同情し、マスコミ批判】

 「出る杭は打たれる」は昔のことで、今は「出る杭は抜かれる」時代だ。倒れた者になおのしかかって、パンチを浴びせ、ひねりワザまでかけるようなマスコミの報道の偏りに、世間の態度に、わたしもテレビに出ている人間だが胸くそが悪くてたまらない。

 【07年11月23日・北京五輪アジア予選直前、大砲不在の「スモールボール」と評されて】

 なにがスモールか、みんな「グレート」やないか。全員、日本野球の自信と誇りにあふれたハートのでっかい、グレートな選手ばっかりだとわたしは思っている。

 【08年8月25日・北京五輪でメダルなしの惨敗で帰国】

 去年のプレ五輪の頃から、もしも負けたら犯罪者扱いを受ける、生きてはいけないくらいの批判やバッシングを受けるよっていっていたけど、そうなるのは仕方がないことだ、この世界はな。

 【08年9月8日・WBC日本代表監督就任を要請されても辞退することを示唆】

 今、火ダルマになっているおれがなんでまた“火中の栗”を拾うようなことをするのか。

 【08年10月22日・WBC監督を固辞】

 仮にも、たとえ万が一にもわたしがお引き受けすることはありませんと、重ねてそうお伝えしておきたいと思う。

 【08年10月27日・WBC原監督が決まり】

 「原への要請」ということであればいいじゃないか、力量からも、実績からも。

 【08年11月10日・再度マスコミ批判】

 取材力がなくなっているんじゃあないのか、最近のマスコミは(笑)。おれのことに関してもこのホームページを見てはおちょくってみたり、いろんなことを書くんだし…。

 【08年11月17日・最後の更新】

 わたしの泣き笑いの人生はまだまだ続くわけですから…。最後のページには「いつか、また、次の夢を」とだけ書いておきましょう。

by deracine69 | 2008-11-18 17:00 | 社会  

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