公安、組織犯罪対策部門も連携 元厚生次官ら連続殺傷で

11月19日12時4分配信 産経新聞

 元厚生次官ら連続殺傷事件で、警察庁は19日、殺人事件捜査を担当する警視庁と埼玉県警の捜査1課だけでなく、テロ事件などを担当する公安部門や、暴力団捜査などを担当する組織犯罪対策部門とも連携して捜査を進める方針を決めた。

 警察庁は同日午前、東京・霞が関の同庁で警視庁、埼玉県警の捜査、警備部門の担当幹部を集め、今後の捜査方針や関係先の警備態勢について協議する会議を開いた。

 同庁は、旧厚生省次官経験者をねらった連続テロの可能性があるとして、警視庁、埼玉県警による合同捜査本部設置も視野に対応方針を検討。

 警察庁の米田壮刑事局長は両事件について、「被害者や配偶者の経歴や刃物を使用していること、玄関先で襲われたとみられることなど、いくつかの共通点がある」と指摘し、「警視庁、埼玉県警では、両事件の関連性を視野に入れて共同して捜査を進めてほしい」と述べた。

 米田局長はまた、「公安部門、組織犯罪対策部門など、組織部内の連携を強化し、幅広く情報を収集、分析して捜査を進めてほしい」と指示した。

 両事件をめぐり同庁はすでに、「今後も厚労省幹部らを対象とした違法事案が発生する懸念がある」として、全国の警察本部に対し、次官などを経験した元同省幹部の自宅や関係先の警戒警備の強化、特異な情報について警察庁に速報するよう通達。「第三の犯行を絶対に許してはならない」(米田局長)として、関係者の身辺の安全の確保を求めた。

 会議には、警察庁の米田刑事局長、捜査1課長のほか、警備、地域の各課長と、警視庁、埼玉県警の捜査や警備、地域パトロールの担当幹部が出席した。
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by deracine69 | 2008-11-19 12:04 | 社会  

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