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西松建設元社員に出頭要請 東京地検、約6000万円横領容疑

11月19日11時59分配信 産経新聞

 準大手ゼネコン「西松建設」(東京)の幹部社員(当時)が海外で多額の裏金をつくっていたとされる疑惑で、東京地検特捜部は19日までに、裏金の一部約6000万円を着服した業務上横領容疑での強制捜査に向け、この元幹部社員に出頭要請を行ったもようだ。容疑が固まり次第逮捕するものとみられる。

 元幹部社員は、裏金のうち約1億円を税関に無届けのまま、当時の副社長(67)=10月24日付で非常勤顧問=の指示で、国内に持ち込んだ外国為替及び外国貿易法(外為法)違反の疑いももたれており、特捜部は同法違反容疑でも調べを進め、裏金の使途など全容解明を目指す。

 裏金をつくっていたのは、西松建設海外事業部の元副事業部長(63)。関係者によると、この元幹部社員は、同社が海外で受注した工事費を水増しするなどの手口で、億単位の裏金を捻出(ねんしゅつ)。このうち、約6000万円を着服した疑いがもたれている。元幹部社員は東南アジアに住宅を購入するなどしていることから、裏金の一部を、こうした不動産の購入代金や遊興費などに充てていた疑いもある。元幹部社員は、同社在職時代はタイなどに滞在。退社後は、日本と米国を行き来していたという。

 また元幹部社員は平成17年から19年にかけ、裏金のうち約1億円を税関に無届けのまま、元副社長の指示により、中国経由で8回に分けて国内に持ち込んだ疑いももたれている。

by deracine69 | 2008-11-19 11:59 | 経済・企業  

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