小室容疑者を5億円詐欺罪で起訴 3千万円で保釈

2008年11月22日3時5分 朝日新聞

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3千万円で保釈され、大阪拘置所に集まった報道陣らの前で「お騒がせしました」と、頭を下げる小室哲哉容疑者=21日午後6時31分、大阪市都島区、飯塚晋一撮影










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保釈され、報道陣に向かって頭を下げる小室哲哉容疑者=21日午後6時31分、大阪市都島区の大阪拘置所、伊藤恵里奈撮影





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保釈が認められ、大阪拘置所前で報道陣に頭を下げる小室哲哉容疑者=21日午後6時32分、大阪市都島区、伊藤恵里奈撮影






 大阪地検特捜部は21日、音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)=東京都港区=ら2人を、うその著作権譲渡話を持ちかけて兵庫県芦屋市の男性投資家(48)から5億円をだまし取ったとされる詐欺の罪で大阪地裁に起訴した。特捜部は、小室容疑者が20億円以上の借金の返済に追われ、知名度と複雑な音楽著作権制度を悪用して詐欺行為を主導した、と判断した。

 大阪地裁は保釈を決定。大阪拘置所(大阪市)を出た小室容疑者は「できることなら音楽でまたがんばっていきたいと思います」と語った。保釈保証金3千万円は、妻桂子さん(36)や、小室容疑者の楽曲を販売してきた「エイベックス・グループ・ホールディングス」(東京)の支援で全額納付した。

 ともに起訴されたのは芸能事務所「トライバルキックス」の監査役木村隆容疑者(56)。一方、同社社長(45)は利得がなかったとして不起訴処分(起訴猶予)とした。

    ◇

 逮捕から18日目。詐欺の罪で起訴され、保釈された音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)は21日午後6時半ごろ、大阪拘置所(大阪市都島区)を出た。黒いタートルネックのセーターとジーンズ、黒のスニーカー。落ち着いた様子で、笑みもこぼれた。

 正門を出ると、報道陣のカメラに向かって何度も腰を折り、頭を下げた。「お騒がせしました。音楽でまたがんばっていきたいと思います」。うっすらと涙を浮かべていた。集まったファンから「がんばれよ」の声が飛んだ。

 80年代、音楽ユニット「TMネットワーク」のメンバーとして活躍。90年代半ばからは女性歌手らのプロデュースを手がけ、次々とヒット曲を生み出した。関係者によると、大阪地検特捜部の調べに対し「自分には『小室時代』ともいうべき栄華の時代が二つあった。ピークを2回迎えたのは私しかいない」と話したという。

 「生活が豪奢(ごうしゃ)になり、お金がどんどん入るそばから思うように使っているうちに『裸の王様』になってしまった。誰にも意見をされず、そんな生活を疑問に思いつつ、ずっと続けた」とも供述。01年に自らが出資し、香港のベンチャー市場に上場した音楽プロダクションの株価が暴落したことを「大きな失敗だった」と説明した。

 被害者に対しては「人生を振り返るチャンスを作ってもらい、感謝している」と語ったという。
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by deracine69 | 2008-11-22 03:05 | 社会  

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