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タイ首相府で爆発 反政府市民団体の46人負傷

11月30日12時24分配信 産経新聞

 【バンコク=菅沢崇】タイの首都バンコクの首相府で30日未明、占拠を続ける反政府市民団体「民主主義のための市民同盟」(PAD)の支持者を狙った爆発があり、フランス通信(AFP)によると、少なくとも46人が負傷した。同様に占拠が続くスワンナプーム国際空港では、支持者らが空港の警官隊の拠点から警察官を閉め出すなど気勢を上げている。政府支持者らもバンコクでの大規模集会を30日に予定しており、緊張が高まっている。

 タイ国営テレビなどによると、爆発は28日午前0時ごろ、首相府内にPADが設置したステージ近くで発生。PAD関係者が演説を終え、支持者らが就寝の準備に入っていたところ、手榴(しゅりゅう)弾とみられる爆弾が爆発した。

 爆発の数時間前には、スワンナプーム国際空港に近い警察の拠点に興奮したPAD支持者が押しかけ、警官隊を締め出していた。警察側は新たに周辺道路に4つの拠点を設置し、約2000人を増員して厳重な警戒に当たっている。一部の警察官は武装しているが、警察当局は「交渉の申し入れの段階にあり、警官隊にはいかなる事態になっても銃器は使用しないよう指示している」としている。

 警察当局は29日、PADにバンコクの2空港からの退去についての交渉を申し入れたが、PAD側は拒否していた。

by deracine69 | 2008-11-30 12:24 | アジア・大洋州  

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