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「新冷戦」なのか: 露の繁栄 長く続かぬ

ノルウェー防衛省政務次官 エスペン・バット・エイデ氏
2008年10月7日 読売新聞

 グルジア紛争は、ロシアと欧州との間で高まる緊張関係、天然ガスなどの資源輸送の主要路がある黒海地域での影響力確保など、複雑な要素が絡み、解決は容易ではない。

 冷戦は、資本主義、共産主義の両陣営の対立構図で、勝ち負けの問題だった。今、米国は世界のナンバーワンだが、2番目はロシアではない。ソ連時代と比べて縮小した軍事費を見ても、ロシアは米国のライバルではない。グルジア侵攻でモスクワの株式市場が混乱したように、相互依存は進んでいる。今の緊張を「新冷戦」と呼ぶのは間違いだ。

 ロシアが(原油価格の高騰で)手にした富を、新産業の育成や人材開発に積極的に投じていないことに驚く。資源頼みの経済成長であるなら、繁栄は長く続かないだろう。台頭する中国の行方の方が、世界に与える影響が大きい。

 ロシアがグルジアの将来を左右するような事態を許してはならないが、ロシアが抱く安全保障上の懸念に理解を示すことも必要だ。ノルウェーは(埋蔵資源の宝庫とされる北極圏のバレンツ海で)排他的経済水域の画定を巡り、ロシアと30年来の紛争となっているが、合同の経済プロジェクトなどで問題を解決できないかと考えている。

 ロシアをはじき出さず、多国間の枠組みで対話を続けていくことが重要だ。
(聞き手 国際部 中西賢司)


外務省政務次官、ノルウェー国際問題研究所国際政治部長などを歴任。
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by deracine69 | 2008-10-07 06:00 | ヨーロッパ  

<ニカラグア>アブハジア自治共和国の独立承認へ 大統領

9月5日10時23分配信 毎日新聞

 【メキシコ市・庭田学】AP通信などによると、中米ニカラグアの急進左派、オルテガ大統領は2日夜、グルジアからの南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を承認すると述べた。両地域の独立承認を表明した国はロシアに次いで世界で2番目。

 サンディニスタ民族解放戦線のオルテガ大統領は元左翼ゲリラ。80年代の第1期政権時代はソ連の支援を受けた。同大統領は「ロシアの立場を完全に支持する」と述べたが、ニカラグアの右派野党は「国益に反する」などとして大統領の方針に反発している。

 グルジア紛争について中南米諸国では、社会主義国キューバのラウル・カストロ国家評議会議長、フィデル・カストロ前議長、ベネズエラの反米左派、チャベス大統領が、ロシア支持の姿勢を示している。
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by deracine69 | 2008-09-05 10:23 | 北米・中南米  

<グルジア紛争>プーチン露首相が米「陰謀論」を指摘

8月29日10時57分配信 毎日新聞

 【モスクワ杉尾直哉】ロシアのプーチン首相(前大統領)は28日、米CNNとの単独会見に応じ、グルジア紛争の原因について、「米大統領選で、候補者のうちの一人を有利にするために米国の誰かがわざと起こした疑惑がある」と述べた。名指しこそ避けたが、ロシアへの強硬姿勢で知られる共和党内定候補のジョン・マケイン上院議員を勝たせるためにブッシュ政権が起こしたと疑っていることを強く示唆した。

 首相は「グルジア南オセチア自治州の戦闘地帯に複数の米国人がいたとの報告をロシア軍から受けた。事実だとすれば、自分の上司の指示で動いていたはずだ」と述べ、米国の工作員がグルジア軍の戦闘を指揮していたとの疑いを指摘した。

 さらに、中東問題やアフガン戦争、イラク戦争、サブプライムローン問題などブッシュ政権下で起きた問題を次々と挙げ、「小さな勝ち戦が必要だったのだ。しくじった場合でも、我々(ロシア)に罪をかぶせ、我々を敵に仕立てて、ある政治勢力の下に国を団結させることができたのだ」と語った。また「私の言葉にあなた(CNN記者)が驚いていることに私は驚いている。明白なことじゃないか」と述べた。

 首相は「グルジア軍を武装し訓練したのは米国だ」とブッシュ政権を批判。グルジアが攻撃を開始した直後、訪問先の北京でブッシュ大統領に攻撃中止の働きかけを要請したが、「何もなされなかった」と述べた。
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by deracine69 | 2008-08-29 10:57 | ヨーロッパ  

EU議長国、ロシアを激しく糾弾 南オセチアなど独立承認で

8月27日8時58分配信 産経新聞

 【パリ=山口昌子】欧州連合(EU)議長国のフランスの大統領府は26日夕(日本時間27日未明)、声明を発表して、ロシアが同日、南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立承認を決定したことに対し、「EUはこの決定を断固、非難する」と述べ、ロシアを激しく糾弾した。

 声明では、「この決定は国連憲章、欧州安保協力機構(OSCE)憲章、国連安保理の関連決議によって承認されたグルジアの独立、主権、領土保全の原則に反する」と指摘し、ロシアが国際法を踏みにじった点を強調。そのうえで、「EU議長国はグルジアの領土保全の原則への固執を強く喚起する」と述べ、EUが今後、グルジアの独立のために力を尽くすことを表明した。

 また、「グルジアにおける紛争の政治解決」を訴え、ロシアの決定の結果に関して「検討する」と述べ、9月1日のEU臨時首脳会議で具体策を探ることを示した。
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by deracine69 | 2008-08-27 08:58 | ヨーロッパ  

米大統領、独立承認で対露非難強める 米艦艇のポチ港接岸強行も

8月27日8時16分配信 産経新聞

 【デンバー(米コロラド州)=山本秀也】ロシアが南オセチア自治州などの独立を承認したことで、テキサス州滞在中のブッシュ米大統領は26日、「ロシア大統領の決定を非難する」との声明を発表した。同大統領は前日に独立承認の回避をロシア首脳に求めたばかりで、ロシアの政治対応は米国の意向を完全に踏みにじる形となった。

 ロシアが態度を硬化させるなか、米国は人道支援物資の輸送任務にあたる米国の派遣艦艇を、27日にロシア軍の制圧下にあるグルジア西部のポチ港に接岸させる方針を明らかにするなど、米露の緊張がさらに高まりつつある。

 米大統領の声明は、同自治州、アブハジア自治共和国の独立承認が、ロシアも受諾した和平原則などに違反すると非難。「ロシアの行動は緊張を高め、外交交渉をより複雑にするものだ」と反発を示し、米政府が独立を承認しない方針を重ねて明らかにした。

 米政府では、中東歴訪中のライス国務長官が同日、ロシアによる独立承認を「遺憾だ」と批判し、独立に関連したロシア側の国連安保理決議案には、拒否権発動で応じる考えを述べた。また、フラトー米大統領副報道官は、グルジアへの支援拡大のため、ロシアを除く主要国(G7)各国の財政担当閣僚らを中心に具体策が検討される見通しを示した。

 米艦艇のポチ入港は、在グルジア米国大使館が明らかにした。接岸任務は黒海に派遣された米沿岸警備隊の巡視船が当たるとの観測が強いが、黒海水域には米第6艦隊のイージス型駆逐艦など、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の戦闘艦多数が展開しており、ポチへの物資輸送を監視する構えだ。

 このほか米政府では、チェイニー副大統領が9月2日からグルジア、ウクライナなどを歴訪し、米政府の強い支持を表明する。
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by deracine69 | 2008-08-27 08:16 | ヨーロッパ  

露大統領 南オセチアとアブハジア独立を承認

8月26日22時56分配信 毎日新聞

f0013182_222561.jpg 【モスクワ大木俊治】ロシアのメドベージェフ大統領は26日、グルジアからの独立を宣言していた南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を承認する大統領令に署名した。大統領は他国にも両地域の独立承認を呼びかけた。グルジアの領土一体性を主張してきた同国や欧米諸国は一斉に反発、グルジア情勢をめぐる欧米とロシアの対立は一層激化しそうだ。

 大統領は国民向けのテレビ演説で、グルジア軍による南オセチア攻撃で平和的解決を求めるロシアの要請が拒否されたなどと指摘。両地域の住民の求めに応えて独立承認に踏み切ったと述べた。両地域の指導者は独立承認を歓迎した。大統領令には国交樹立交渉や友好協力条約の草案策定も含まれている。

 南オセチアとアブハジアではソ連崩壊後の内戦を経て、分離独立派が支配権を確立。両地域はそれぞれ主権宣言をしたが、ロシアを含め国際社会は独立を認めず、「未承認国家」となっていた。

 両地域は2月のセルビアからのコソボ独立を受け、独立承認の要求を強めた。ロシアの上下両院は25日、大統領に両地域の独立承認を求める決議を採択していた。
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by deracine69 | 2008-08-26 22:56 | ヨーロッパ  

<ロシア>大統領がNATOとの断交示唆

8月26日12時1分配信 毎日新聞

 【モスクワ杉尾直哉】インタファクス通信によると、ロシアのメドベージェフ大統領は25日、グルジア紛争に軍事介入したロシアを批判する北大西洋条約機構(NATO)について、「彼らが(ロシアとの)関係を断とうとしても何ら恐れることはない」と述べ、NATOとの関係断絶も辞さない姿勢を示した。双方の対立が強まる中、02年に設置された共同意思決定機関「NATOロシア理事会」を解散させる可能性も想定した発言とみられる。

 また、プーチン首相は同日、ロシアが加盟を目指してきた世界貿易機関(WTO)に関して、「加盟による利益は見られない」と述べ、これまでの加盟交渉で合意した項目の一部を履行しない考えを示した。グルジア紛争をめぐり欧米でロシアのWTO加盟に反対する声が出ていることに反発したものとみられる。
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by deracine69 | 2008-08-26 12:01 | ヨーロッパ  

ロシアが和平原則文書に署名、グルジアからの即時撤退には条件

8月17日10時33分配信 ロイター

 [ソチ/トビリシ 16日 ロイター] ロシア政府は16日、グルジアでの軍事衝突解決に向けた文書に署名した。しかし、軍の撤退を開始する前には「追加的な安全保障措置」が必要だとしている。

 ロシアのメドベージェフ大統領は、欧州連合(EU)議長国のフランスが準備し、グルジアや南オセチア、アブハジア共和国がすでに合意を済ませている和平原則文書に署名した。

 ブッシュ米大統領はこれについて「希望を持てるステップ」だと評価したうえで、ロシア軍は即時撤退しなくてはならないとの考えを示した。今回の和平原則には、ロシア軍は軍事衝突開始前の地域に撤退しなくてはならないとの内容が盛り込まれている。 

 一方、ロシアのラブロフ外相は撤退の時期について、メドベージェフ大統領が命じる追加的な安全保障措置に応じて決まると表明。ただ、同措置の中身については明らかになっていない。

 またグルジアは16日、同国を東西に貫く主要な鉄道路線が使用している橋をロシア軍が破壊したと主張。ロシア側はこれを否定している。
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by deracine69 | 2008-08-17 10:33 | ヨーロッパ  

ロシア軍 数都市に駐留、支配 グルジア 塹壕堀り鉄橋爆破

8月17日8時0分配信 産経新聞

 【トビリシ=遠藤良介】グルジア紛争は、ロシアのメドベージェフ大統領が6項目の和平原則に署名したが、16日もグルジアに侵攻しているロシア軍が同国内の数都市に駐留して支配し、緊迫した状況が続いている。首都トビリシでは、西方40キロのイゴエティ村までロシア軍が急接近し、村の付近にある主要鉄橋が爆破された。ロシア軍の強硬姿勢の背景には、南オセチア自治州の実効支配強化に向けて、軍事面でグルジアに圧力をかける狙いがあるものとみられる。

 ロイター通信によるとイゴエティ村付近に駐留しているロシア軍の規模は軍用車両17台、兵士は200人ほど。同村付近の道路ではグルジア警察が検問所を設けて警戒を強めているが、ロシア軍の軍用車両は縦横無尽に走り回っているという。ロシア軍兵士は塹壕(ざんごう)を掘るなどしてグルジア側からの反撃に備える姿勢を解いていない。付近の野原や山では火事も断続的に起こっている。ある村民は「恐ろしくて、夜は家で過ごすことができない」と打ち明けた。交戦で家が破壊される恐れがあり、夜は林の中に避難して寝ているという。

 16日朝には村内の鉄橋が爆破された。グルジア側はロシア軍による破壊工作と見ており、同内務省は「軍事拠点とはまったく関係ない鉄橋で、グルジアを東西に貫く主要鉄道網がこれで使えなくなった」と非難。ロシア軍は爆破を否定している。

 一方、交通の要衝である中部ゴリでは街の内部や周辺部に仕掛けられた爆弾の処理がロシア軍によって進められ、街全体の非武装化が図られている。グルジア外務省はこの日、同国中部3カ所の村などにロシア軍が新たに侵攻、駐留していることを明らかにした。

 国営ロシア通信によると、南オセチア自治州に駐留していたロシアの平和維持部隊がさらに増員される見通しという。ロシア側はこの増員は「和平原則と矛盾するものではない」と主張するが、ロシア平和維持部隊の報道担当者は「南オセチアでの(交戦の)教訓から、戦車を含む大型兵器も投入されることになるだろう」と語り、あくまで自治州内の安全確保のために軍備増強を進めると強調した。ロシア軍のノゴビツィン参謀次長も16日、「6項目の和平合意に基づいて交渉する」と述べたものの、即時撤退には応じない考えを示している。
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by deracine69 | 2008-08-17 08:00 | ヨーロッパ  

グルジア停戦発効へ、サアカシビリ大統領が合意文書に署名

8月16日2時39分配信 読売新聞

 【トビリシ=貞広貴志】米国のライス国務長官は15日、グルジアを訪問し、サアカシビリ大統領と会談した。会談ではサルコジ仏大統領が示した「6項目の和平案」を改めて協議、グルジア側は、合意文書に正式署名した。メドベージェフ露大統領も近く署名の見込みで、正式に停戦が成立する。

 会談後の共同記者会見でサアカシビリ大統領は「文書は停戦合意であり、係争地の帰属を決める和平合意ではない」と主張。ライス長官も、露平和維持部隊の展開継続が国際的な平和維持部隊派遣までの「暫定措置」であることを強調した。

 米政府高官によると、会談で、ライス長官は、停戦後の露平和維持部隊の活動範囲について、「南オセチア自治州からグルジア領内に10キロ入って警戒する」ことを暫定的に容認する内容を追加的に提案したという。しかし、この部分についてグルジアが同意したかどうかは現時点では不明。

 会談では、露軍の撤退状況などを監視するため、全欧安保協力機構(OSCE)から近日中に停戦監視員を派遣することも決まった。
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by deracine69 | 2008-08-16 02:39 | ヨーロッパ