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米国とカラジッチ被告の裏取引説…論争拡大

2008年08月04日11時23分 毎日新聞

 【ウィーン中尾卓司】ボスニア内戦(92~95年)で「人道に対する罪」などに問われたセルビア人勢力元指導者、ラドバン・カラジッチ被告(63)と米国の裏取引疑惑をめぐる論争がセルビアで拡大している。被告は7月31日に初出廷したオランダ・ハーグの旧ユーゴ国際戦犯法廷で、ホルブルック米国務次官補(当時)と密約があったと主張。セルビアでは、裏取引に関する証言や情報が連日伝えられ、報道も過熱する一方だ。

 2日付のセルビア紙ブリッツは米情報筋の話として、米中央情報局(CIA)が電話の盗聴で、カラジッチ被告が2000年まで米国の保護下にあったと報じた。

 別のセルビア紙は「カラジッチ・ホルブルック合意」とされる署名入り文書のコピーを掲載。文書はカラジッチ被告が政府と政党の役職から退けば、少なくとも6年間保護する――とした内容だ。いずれも密約の存在を認める形になっている。

 カラジッチ被告は、「ホルブルック氏は私が公の場から姿を消せば、国際戦犯法廷の訴追を免除すると約束した。だが、米国の思惑通りにならないと分かると私を抹殺しようとした」と主張。一方、内戦を終結させるデイトン合意取りまとめに尽力したホルブルック氏は裏取引疑惑について「まったくのでたらめ」と否定している。

 米国はコソボ紛争時の99年、北大西洋条約機構(NATO)による空爆を主導し、コソボの独立を支援するなどセルビアにとって煙たい存在だった。セルビアでは民族派を中心に反米感情が残り、カラジッチ被告に同情的なムードが広がっている。
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by deracine69 | 2008-08-04 11:23 | ヨーロッパ  

<セルビア>カラジッチ被告を拘束 ボスニア内戦で虐殺主導

7月22日10時59分配信 毎日新聞

 【ウィーン中尾卓司】ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦(92~95年)で、イスラム教徒の虐殺を主導したなどとして旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(オランダ・ハーグ)で人道に対する罪などで起訴されている元セルビア人指導者、ラドバン・カラジッチ被告(63)が21日、セルビア治安部隊に拘束された。近く戦犯法廷に移送される。同被告は96年に姿を消していた。

 欧州連合(EU)議長国フランスは拘束について「EUとセルビアの関係回復への重要な一歩」として歓迎する声明を発表した。EUは同被告の拘束をEU加盟の主要な条件としており、セルビアは今後、加盟交渉に向け前進するとみられる。

 ロイター通信によると、同被告はベオグラードで拘束された。外国の情報機関の情報提供を基に本人と特定した。カラジッチ被告を英雄視する一部のセルビア人が逃走を手助けしていた模様だ。セルビア正教の教会で聖職者に変装したり、山の中の洞窟(どうくつ)に隠れていたともいわれている。

 戦犯法廷の検察官は22日、ベオグラードを訪問する。法廷への移送も「早期に」行われる見込み。ブラメーツ主任検察官は21日、「10年以上も拘束を待ち望んだ犠牲者には重大な日だ」と述べた。

 同じセルビア人勢力の元司令官で国際戦犯法廷に起訴されているムラディッチ被告は依然逃走中で、今後、ムラディッチ被告の拘束に焦点が移る。

 カラジッチ被告は、セルビア人、イスラム教徒、クロアチア人の3派が争った内戦中の95年7月、ボスニア東部スレブレニツァで起きたイスラム系住民約8000人の虐殺を主導したなどとして95年に起訴された。虐殺、人道に対する罪など15件の罪に問われている。当時、「民族浄化」を目指す被告の姿勢は欧米から厳しく批判された。

 【ことば】ラドバン・カラジッチ被告 モンテネグロ北部のぺトニツァ出身。サラエボ大で医学を学んだ精神科医。92年12月、ボスニアの中で一方的に独立を宣言したセルビア人共和国の初代大統領に就任。内戦を指揮した。96年6月に大統領を辞任した後、行方不明になっていた。
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by deracine69 | 2008-07-22 10:59 | ヨーロッパ  

コソボ独立100日 承認わずか40カ国 北部分離、動き加速

5月27日8時2分配信 産経新聞

 【ベルリン=黒沢潤】コソボが2月にセルビアから独立してから26日で100日が過ぎた。国際社会から当初、期待していたようには独立の承認を得られず、少数セルビア系住民が多数住む北部地域では、分離の動きも加速している。11日に総選挙が行われたセルビアでも、コソボに強硬な極右民族政権が誕生しかねず、コソボをめぐる情勢は楽観視できない。

 コソボ議会は4月上旬、セルビア系住民の権利保護などを盛り込んだ憲法を全会一致で採択した。同憲法は6月15日に発効し、新生国家としての体裁が整う。

 ただ、コソボを国家承認したのは約40カ国にとどまる。コソボは独立後1カ月間に100カ国から承認を得たい意向だったが、「年末までに」(クチ副首相)と目標を後退させた。バスクの独立問題を抱えるスペインが承認を渋っており、同国を旧宗主国とする南米諸国なども慎重姿勢を見せているためだ。国連や欧州連合(EU)への加盟はもとより、世界銀行や国際通貨基金(IMF)への年内加盟も微妙な情勢だ。

 コソボ北部では分離を狙った動きも加速している。3月初めにはセルビア系のコソボ鉄道職員が北部の鉄道網(約50キロ)の“領有”を宣言。南部からの電車は運行を妨害されている。また、コソボ警察(約7000人)の1割を占めるセルビア系の警官のうち、数百人が記章や短銃を返還し、コソボ政府に不服従の姿勢を示した。3月中旬には、北部地域の国連コソボ暫定統治機構(UNMIK)の裁判所をセルビア系住民が占拠し、国連警官1人が死亡、住民ら約100人が重軽傷を負った。

 EUの文民支援隊(EULEX)はUNMIKから6月中に行政や司法などの任務を引き継ぐ予定だったが、セルビア政府はEULEXの派遣を「国際法違反」と主張。コソボ北部のセルビア系住民も猛反発しており、引き継ぎ完了は今秋以降になるとの見方が強い。ドイツ公共放送ドイチェ・ウェレによれば、シュレーダー前独首相はコソボの早期独立を認めたことに疑問を投げかけた。

 一方、セルビアではEU加盟に懐疑的なセルビア急進党や、穏健民族派のセルビア民主党を軸とする連立政権が誕生する可能性もあり、その場合コソボとの緊張がさらに高まりそうだ。
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by deracine69 | 2008-05-27 08:02 | ヨーロッパ  

<クラスター爆弾>セルビアが廃棄に向け準備 外相明かす

10月5日15時3分配信 毎日新聞

 セルビアのイエレミッチ外相は2日、ベオグラードの同国外務省で毎日新聞と会見し、クラスター爆弾の廃棄へ向けて政府内の手続きを始めたことを明らかにした。また、同国のコソボ自治州について、独立を認めない考えを改めて表明しながら、一方的に独立宣言したとしても力ずくで阻止する考えは持っていないと明言した。
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by deracine69 | 2007-10-05 15:03 | ヨーロッパ